<   2005年 08月 ( 8 )   > この月の画像一覧

在庫リスト更新のお知らせ

c0073633_11223377.jpg

■在庫リストを更新いたしました。(2005.8.30)

このはな文庫在庫リスト
http://konohanabunko.hp.infoseek.co.jp/

・おかげさまで、Yahoo!のオークションでも、またこちらの在庫リストからも、本のご注文をいただけるようになりました。うれしい限りです。本当にありがとうございます!! 

・おすすめは「澤田ふじ子の本棚」です。きれいな文庫がお買い得です。ご覧いただければ幸いです。

・本と人との出会いを楽しみつつ、これからも努めてまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます!m(_ _)m

(写真・天川村にて。)
by konohana-bunko | 2005-08-30 11:23 | Comments(0)

魔導師

これは息子1号が小学校低学年の頃に作ったもの。当時彼の手には「鋏胼胝」があったのである。

時間が経つのが早い。こどもがとても幼かった時期は、1週間、1ヶ月が長かったが、手のかかる時期が過ぎてしまうと、あっという間に1年が経ってゆく。こどもたちが健やかであることは、何よりもうれしい。

こどもは育つ。わたしは年をとる。年をとるのは悪くない。特に、短歌と出会ってから、年をとるのが楽しみになった。

現在進行形のこどもたちを見ていると、自分のこどもの頃を思い出すこともある。こどもたちが思春期を通ってゆく間、わたしも自分の過去(こしかた)のあれこれを思うのかもしれない。

もし魔法使いが現れて「一日だけ過去に戻してやろう」と言ってくれたとしても、わたしはどこへも帰らない。今、ここにいる。ここが、わたしの場所だ。
c0073633_19481223.jpg

by konohana-bunko | 2005-08-29 19:49 | 日乗 | Comments(0)

沈没船

c0073633_12415366.jpg
20日(土)は大阪へ。難波の大阪市生涯学習センターへ歌会の会場を予約しに行く。その後地下鉄を乗り換えて谷町4丁目へ出る。目当ては大阪歴史博物館、「特別展 東アジア中世海道」である。歴史にはとんと疎いのだが、昔の沈没船から引き揚げられた陶磁が多く展示されていると聞いて、これはぜひ見ねばと楽しみにしていたのだ。(写真上・博物館外観)
中国や朝鮮から運ばれてきた陶磁陶片が数多く展示されている。青磁のものが多い。壺、皿、茶碗、その他、その他。それらの中で印象に残ったのは、13世紀の珠洲焼の大きな壺。フジツボがたくさん付着してはいるものの、完全な形で引き揚げられている。地味だけれども、実用的な輸出品だったのだろう。陶磁以外には、倭寇を描いた絵巻物。宋時代の書物。(わたしは宋朝体が好きだ。あの文字を見ると昔買った旺文社文庫の『雨月物語』を思い出す。)穴に紐を通し、大甕に詰められた銭。最後のコーナーには、東アジア地域でみられるさまざまな「獅子」の展示があり、中国の獅子舞(前後に2人入って踊るもの)の獅子や沖縄のシーサーもあり、予想していたよりずっと見ごたえがあった。(写真中・博物館の窓から見える大阪城。向かいのJAがガラスに映り込む)

もろともに沈みしあまた船と壺書物香木銭水夫炊夫

海底に壺あまたあり皿もあり沈みし人の骨はあらなく
c0073633_12393497.jpg
展示を見た後、ロビーのミュージアム・ショップへ。絵葉書があったら欲しかったのだがいいものが見当たらず。ま、買い物に来たわけでなし、と思っていたところに、『京都国立博物館ベストオブアートNo.3 鶴下絵和歌巻』を手に取ってしまったのが運の尽き。どうしても手から離せなくなってしまい1,200円で購入。あああ全然関係ないもん買うてもうた。でもしあわせ。(写真下・当該本。これは売らないヨ☆)
c0073633_1240356.jpg

by konohana-bunko | 2005-08-25 12:41 | 日乗 | Comments(0)

アクアライフ

c0073633_11182998.jpg
部屋の整理をしたら、1980年から1992年までの「アクアライフ」と「フィッシュマガジン」のバックナンバーが出てきた。見たところそうはげしい傷みはなかったので早速Yahoo!のオークションに出品してみる。愛好家の方が、それぞれお好みの魚種の特集を選んで落札して下さる。感謝。(写真上・アクアライフNo.120/1987.7表紙。)
出品のために表紙を拭いたり、写真を撮ったりする折々に、ついぱらぱらと眺めてしまう。やっぱり魚はいいもんね。アロワナとか、ノーザンバラムンディーとか。ポリプテルスも飼ったなあ…としばし感慨にふける。
c0073633_11185964.jpg
ここ数年はヒーターいらずのオヤニラミやタイリクバラタナゴなど日本産淡水魚に嗜好が傾きはじめていた。傾き始めたのはいいがそこへもともとのフィッシュ・イーター(魚喰いの大型魚)好きのバイヤスがかかって、カムルチー(ライギョ)の幼魚を入れてしまった。水槽の中の魚が1匹、また1匹と姿を消すたびにでかくなってゆくカムルチー。かくして現在、75cm水槽に体長25cmのカムルチーが1尾だけ。贅沢なんだか何なんだか。もう4年越しである。
(写真中・カムルチーの「ハチ」。好物は庭のミミズ。)
カムルチーだけというのも殺風景だよね、と時折飼ってみるのがベタ。手軽に飼えて、色もきれいだ。オス同士を近づけると、鰭も鰓も目一杯広げて挑発しあう。同じ容器に入れてはいけない。入れると、どちらかが死ぬまで齧りあう。それは、まるでダンスを踊っているように見える。音を立てずに、ベタたちは踊る。生殖のための、命がけの闘いの踊り。
この夏はベタのメスを飼ってみた。
(写真下・ベタの「りえちゃん」。好物はクリルの端っこ、蚊。)
c0073633_11192539.jpg

by konohana-bunko | 2005-08-18 11:20 | 日乗 | Comments(4)

1956年

物置の整理をしていたら、カメラが出てきた。ぼろぼろだけれど上等そうな革ケースに入っている。「捨てるもの」の山に一旦入れたが、念のため確かめようとケースを開けた。革ケースの蓋が、今にも千切れそう。中から立派なカメラが出てきた。わたしには見覚えがない。
「お祖父さんのや」と夫。
Minolta A-2。型番から調べるに、1956年生まれのカメラらしい。
後日、試しに、フイルムを入れて撮ってもらったら、とてもきちんとした写真が出来上がって来た。カメラは、生きていた。わたしたちも驚いたが、カメラ自身が一番びっくりしたのではないか。久し振りに、文字通り、日の目を見て。

いい顔してるでしょう。
c0073633_11132469.jpg

by konohana-bunko | 2005-08-12 11:13 | 日乗 | Comments(2)

なら燈花会

c0073633_2114354.jpg
6日(土)、奈良公園へ。この日から始まる燈花会(とうかえ)を見に。近鉄奈良駅でYちゃんと待ち合わせし、東向商店街、もちいどの通り、下御門通りをぶらぶら歩く。元花描きやくざテキスタイル・デザイナーのYちゃんがまず立ち止まったのは「手ぬぐい屋さん」。奈良にちなんだ柄の手ぬぐいがいろいろあって面白い。猿沢池の柳に亀、薬師寺の水煙の飛天、その他、その他。これがハンカチかタオルだったら買いなのだが、「手ぬぐい」だとどうも使いづらいような気がする。お土産になら、喜ばれるかもしれない。
次に立ち止まったのはやはりというか何というか、古本屋さん。朝倉文庫さんというお店。白い棚を基調とした、とても明るい雰囲気のお店。(写真1参照。)お店の奥でグラシン紙のカバーを作っていらした店主殿に「こんにちは。きれいにしたはりますね」と声を掛けると、店主殿、手をぴたりと止めて、
「――――― ヒマですから」
と、穏やかな声で一言。(そ、そんな、ヒマそうやなんてそんなつもりで言うたんと違いますから…!!)と、言い訳することもかなわず、ちょっとヘンな汗が出る。その後反省して黙って本を見せていただく。Yちゃんが横溝正史シリーズの文庫を1冊買う。
c0073633_21145912.jpg

下御門通りが尽きるちょっと手前に、またも古本屋を発見。十月書林。(写真2参照。)空気の濃いそうなお店。古本屋ばかりに寄ったらYちゃんが退屈するかなと思いきや、彼女は入り口横の箱に積んである美術全集の端本に興奮している。
「これ1冊500円やて!!」(目がキラキラしている)
「はあ。安いナ」
「こ…これ欲しい…!」(真剣)
えっ。マジですか。
「こんなん持って歩かれへんで」「せやけど欲しいしなァ」「ほんなら家に送ってもろたらええやん」「え、そんなんしてくれはんの?」というやりとりの挙句、買うことに。4冊に送料700円を付けて東京まで送ってもらうことになった。えらい予想外のお買い物。
「Yちゃんそんなん、神田神保町とか行ったらなんぼでも売ってんのんとちゃうの?」
「あるのはあるけど、みんなキチっと揃いになってて高いんやもん。自分の好きなやつだけ欲しかってん」と、Yちゃんは満足げ。なるほど、そういう需要もあるやろね。

江戸川というところで早めの夕食。鯛と鮪のカルパッチョ、蛸と小芋の煮物、丸茄子の田楽、牛肉のタタキなど。カルパッチョの上に白っぽい種がいっぱい散らかっているので(何でこんなぎょうさん酢橘の種があんねン)と意地になって箸で除けていたら、Yちゃんに「それ、松の実やデ」と指摘されて顔から汗が噴き出る。

そうこうするうち日が暮れて、燈花会が始まる。
(写真3・興福寺下の高札場/写真4・国立奈良博物館前/写真5・浮雲園地)
c0073633_21185286.jpg

c0073633_21191077.jpg

c0073633_21195045.jpg

by konohana-bunko | 2005-08-11 21:20 | 日乗 | Comments(0)

夏休み

友達と虫取りをした。
プールで泳げるようになった。
雷にびっくりして、タオルケットを被った。
花火を見た。海の底を蟹が逃げていくのを見た。
お祖母ちゃんに台湾のことばを教えてもらった。
本をたくさん読んだ。絵をいっぱい描いた。
従姉弟と笑った。

忘れていたことが甦りそうになり、
また遠ざかってゆく、夏休み。

人気のない路地に、凌霄花が落ちる。
c0073633_11264941.jpg

by konohana-bunko | 2005-08-08 11:28 | 日乗 | Comments(0)

おかげさまで

元気ににゃあにゃあ鳴けるようになりました。まだ少し音程が低いですが、音量は元通りです。ありがとうございました!
c0073633_2144231.jpg

by konohana-bunko | 2005-08-05 21:44 | 猫是好日 | Comments(1)

何もないところを空といふのならわたしは洗ふ虹が顕つまで


by このはな文庫 十谷あとり
プロフィールを見る
画像一覧