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外出二件

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29日(土・祝)、日月西日本歌会。奈良町物語館にて。雨が気になっていたのだが薄曇で、まずまずのお天気。奈良駅からならまち辺り、ゴールデンウイーク初日とあって町歩きの人が多い。歌会は総勢20人。今回も読み応えのある歌がたくさん。引用できないのが残念。二次会はいつものザ・サブライム。4,000円のコース。(フリードリンク、ケーキにコーヒー付、美味しい!)ご参加のみなさま、お土産のお菓子をお持ち下さった方、お手伝い下さった方、ありがとうございました!

30日(日)、日月西日本歌会、有志9人による吟行。明日香村にて。午前10時に近鉄飛鳥駅集合、高松塚古墳、キトラ古墳、亀石、石舞台を回る。絵に描いたような五月晴れ、お天気の神様に感謝。ウォーキングの人、レンタサイクルの人、親子連れはフリスビーにバトミントン、車は駐車場が混み混み、泣けてくるくらい観光地の日曜日なのに、こんなにのどかでのんびりするのはやはり明日香村だから?隣町に住んで10年になるのに明日香でこんなにゆっくり過ごしたのははじめてかも。
石舞台下の木陰でお弁当を食べてから、歌を書く。遠足気分で頭が緩んでことばが出てこない。苦し紛れに3首。うち2首はえらくへぼい歌、反省。9人で合計24首、その後5首選、コメントまでやった。短歌短歌の2日間、あああ疲れた、でも楽しかったー。

写真は奈良町物語館の吹き抜け。ここは明治時代、醤油の醸造業を営んでいた由。
by konohana-bunko | 2006-04-30 21:38 | 日乗 | Comments(0)

『関西赤貧古本道』 山本善行

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わたしはこの本を読むまで、山本氏はてっきり古本屋さんだと思い込んでいた。(sumusという屋号だと…汗)えらい勘違い。山本善行氏は「関西の古本買い代表」、とのこと。
目次には、〈均一台〉〈絶版文庫〉〈目録〉〈古本市〉…と、お好きな方にはタマラナイかと的キーワードが並ぶ。こんな本と出会えてうれしかった、あんな本を詠んでしあわせな気持ちになった…という話も、面白い。ただわたしにはこの本で取り上げられている作家(例えば上林暁、野口冨士男…)が半分もわからない。わかる人が読んだら、「せや、せや!」と膝を打って楽しめるんやろうね。

以下引用。

例えば、電車に乗って何気なくぼんやりと、窓の外を流れる景色を見ていると、看板に「古」という一字が見えたりすることがある。この近くに古本屋があったのかと思い、私はそれだけで、どきっとして、しゃきっとして、立ち上がったりするのである。そのあと、よくみると「古鉄買います」とか「古本(ふるもと)不動産」だったりするので、また座席にぐったりすることになるのだが…。(p123 赤裸々古本生活・大阪篇)

写真はならまち、雑貨屋さんの店頭。蛙がいかす。
by konohana-bunko | 2006-04-27 22:40 | 読書雑感 | Comments(0)

ならまちねこさんぽ

18日(火)、所用のため奈良市内へ。奈良駅から、この日は鹿と遊ばずにならまちへ。いいお天気、あたたかかったせいか路地に猫が多い。
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弁財天さんの祠の上の猫。
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祠の下で寝る猫。
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ストリップ劇場の裏の猫。
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いつもの猫。(2005/6/1日記参照。)

帰り、餅飯殿通り(正確には下御門通り?)智林堂に寄る。今、ここの本棚が気になる。歌集、短歌総合誌のバックナンバーがいろいろ。歌集、いいのがある。林和清『木に縁りて魚を求めよ』江戸雪『Door』その他、その他。迷った末小中英之『わがからんどりえ』を買う。
by konohana-bunko | 2006-04-23 21:10 | 猫是好日 | Comments(2)

真昼の決闘

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「あっ」
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「お前は、昨日の…!」
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「今日こそ決着つけたる。かかって来んかい!」

と言いながらなぜか車の陰に隠れ、及び腰の猫であった。
by konohana-bunko | 2006-04-18 21:08 | 猫是好日 | Comments(0)

『口語訳 古事記』[完全版] 三浦佑之

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Bookoffにて購入。単なる口語訳ではなく、語り部(お爺さん)の語りの文体で書かれているので、実に読みやすい。わたしは純粋に楽しむために読んだだけだが、くわしい注釈がついているので、学ぶために読む人にも役に立つと思う。実際、前の持ち主はかなり読み込んだらしく、鉛筆の書き込みが随所にあった。

以下引用。

オホクニヌシが、出雲の美保の岬にいました時じゃが、波の穂の上を、アメノカガミ船に乗っての、ヒムシの皮をそっくり剥いで、その剥いだ皮を衣に着て依り来る神があったのじゃ。オホクニヌシがその名を問うたのじゃが何も答えず、また、お伴の神たちに尋ねてみても、みな、「知りません」と申し上げるばかりじゃった。
それで困っておると、タニグクが進み出て、
「この方のことは、クエビコがかならずや知っておりましょう」と、そう言うたので、すぐさまクエビコを召し出しての、お尋ねになると、クエビコは、
「この方は、カムムスヒの御子、スクナビコナ様にちがいありません」と答えたのじゃ。(p77 神代篇 其の四)

そういえば、そのサルタビコじゃが、すこし間抜けなところのあるお方での、先払いにお仕えする前のこと、伊勢の国の阿耶訶(あざか)にいましたのじゃが、その時にの、漁りをしておって、ヒラブという貝に手を挟まれてしもうたのよ。それで溺れてしもうての、海の底にまで沈んでいった時の名をソコドクミタマと言い、海の水が逆巻いて泡立った時の名をツブタツミタマと言い、その泡が水面で弾け割れた時の名をアワサクミタマと言うのじゃ、と。(p102~103 神代篇 其の六)

引用終わり。

古事記を読んでいて親しみを感じるのは、何よりも地名である。飛鳥、大和三山はもとより、石上、三輪、宇陀の墨坂。日下江には中学生の頃住んでいた。登美(富雄)は職場のあるところ。

写真はミツバツツジ。この木の花がぽつり、ぽつり咲いているところは、雑木山が頬紅を差したようで、なまめかしい。
by konohana-bunko | 2006-04-17 22:32 | 読書雑感 | Comments(0)

根性で出来ています

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写真、二上山(ふたかみやま)の雄岳に沈む夕日。

今頃、とは思ったがやはり一度はやってみたい成分解析

このはな文庫の82%は根性で出来ています
このはな文庫の8%は雪の結晶で出来ています
このはな文庫の5%は成功の鍵で出来ています
このはな文庫の5%はお菓子で出来ています

何だかすてきだ。正楷書体で印刷して店訓にしようかしら。

ちなみに十谷あとりの79%は見栄で出来ているらしい。
by konohana-bunko | 2006-04-16 20:26 | 日乗 | Comments(0)

『書物の敵』 ウィリアム・ブレイズ

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以前「本のメルマガ」か「書評のメルマガ」のどちらかで紹介されていたもの。確かに、書評でも触れられていた通り、〈火の暴威・水の脅威・紙魚の襲撃・蒐集家の身勝手・召使と子供の狼藉…〉と、目次を見るだけでにやにやしてしまう。

読みながら「それ、罰になってへんて!」と思わずツッコミを入れてしまったのは以下のくだり。

「1439年、一生を書物の蒐集に捧げた二人のフランチェスコ会托鉢修道士が死んだ。この二人は本を負わせた二頭のロバを連れたまま、民衆の信仰どおりただちに天の裁きの場に引き出され、自らの審判を聞くことになった。天国の門の前で門番が問いかける。『いずこより来たるか。』『聖フランチェスコの修道院より参りました』と修道士たち。そこで門番は『左様か!しからば聖フランチェスコに汝らの裁きを下さしめよう』と言い、この聖人を呼び出した。彼は修道士とその積荷を一瞥し、二人が何者であるか、なぜこんなにも大量の書物を持ってきたのかを問うた。『私どもはフランチェスコ派の修道士でございます』と二人はうやうやしく答える。『僅かではございますがこの書物、新たなるイェルサレムへの奉納品にでもなればと持ちきたりました』『ならば汝ら地上に在りし時、書物の教えにあるとおり善行を積んだのであろうな?』修道士の人となりを一目で見てとった聖フランチェスコは、厳しい口調で問いただした。二人の口ごもる様子を見れば答えは明らか、聖人はただちに以下のような裁きを下した。『烏滸がましき見得に惑わされ、清貧の誓いにも反して、汝らはこの莫大な量の書物をかき集めてきた。そして書物を得たがゆえに、また得んがためにおのれの務めをなおざりにし、わが修道会の規範をも破っておる。ゆえに汝らにはかく申し渡す。地獄の業火のなか未来永劫、書を読みつづけよ。』その瞬間すさまじい轟音が大気を満たし、火の燃えさかる亀裂が口を開けたかと思うと、修道士とロバと書物とをあっという間に飲みこんでしまった。」(p50-52)

写真は、シナノキの新芽。新芽の上に小さい蜘蛛が。
by konohana-bunko | 2006-04-15 21:41 | 読書雑感 | Comments(0)

狛犬はどこだ?

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ミステリーやホラーにはとんと疎く、桜庭一樹という方、存じ上げなかったのですが、この本ぜひ読んでみたいです。東京創元社のweb広告、good job(・∀・)です!

http://www.tsogen.co.jp/web_m/komainu.html
by konohana-bunko | 2006-04-14 16:11 | 日乗 | Comments(0)

春の猫

今日、ちょんぴが見つけた春のもの。
春の雷。
白菜の花。
いかなごのくぎ煮。
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「母ちゃん、くぎ煮…」
「辛いからダメ」
by konohana-bunko | 2006-04-11 21:35 | 猫是好日 | Comments(2)

黒い土、白い虫

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アキメネスという花が好きだ。
イワタバコ科、小さい松毬形の球根を植えると、夏に紫系の花を咲かせる。花はちょっと見インパチェンスにも似ているが、アキメネスの葉や茎には毛が生えているので区別できる。日に当てすぎないこと、水を切らさないことだけ気を付ければ、手入れもいらない。楽でかわいい花である。
大きな素焼きの植木鉢に、ピートモスを入れて、球根を植えつけてある。冬になると地上部が枯れる。寒さよけに、植木鉢の縁ぎりぎりまでピートモスを足して、掛け布団のような状態にしておく。すると、5月末くらいにまた芽が出てくる。
筈だった。

今年はアキメネスの植え替えをしよう。昨日、そう考えて、ピートモスを浅く掘ってみた。
球根が見当たらない。違う箇所を掘っても、ない。
思い切って鉢をひっくり返してみた。砂場遊びのプリンよろしく、土の塊がどわんと出た。軽くつき崩すと、ピートモスがそわそわ、わらわら、動き出す。うえっ。何じゃこりゃ。潰れた土のプリンから、出てくる出てくる、丸々と太ったコガネムシの幼虫が!
幼虫は全部で13匹いた。そして、アキメネスの球根はひとつ残らず消えていた。残った土を掌でざーっと平らにならすと、中にいたミミズが「いやんいやん」ともだえた。

虫たちが一冬休みなく働いてくれた結果、わたしは鉢いっぱいの上質な腐葉土を手に入れることが出来た。わたしはそれをスコップで丁寧に集めてバラの根元に敷きつめてやった。
今年のバラの花に、大いに期待しようではないか…!

(T T)
by konohana-bunko | 2006-04-10 18:14 | 日乗 | Comments(0)

何もないところを空といふのならわたしは洗ふ虹が顕つまで


by このはな文庫 十谷あとり
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