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読むだけなら何とか

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2006年。
「今年は100冊本を読む計画」無事達成できました。
読むだけなら何とかなるもんだ。いやいやほんまに。
(下半期の読書リストは数日中にこの記事に追記します。)
来年はもうちょっと歌集も読もうと思います。

わたしとであうすべての人に
わたしにおこるすべてのことに
ありがとうございます。

■2007年下半期 読書の記録■

【7月】

『文鳥・夢十夜』  夏目漱石
『京極杞陽の世界』  成瀬正俊編著
『この国のかたち 3』  司馬遼太郎
『軌跡』(歌集)  三井修
『ケヤキ横丁の住人』  金田一春彦
『Es さざめき』(短歌同人誌)  加藤英彦発行
『薪能』  立原正秋
『キッパリ!』  上大岡トメ
『知的な痴的な教養講座』  開高健
『匿名の森』(歌集)  林和清
『夜音の遠音』(歌集)  山吹明日香
『ジェニィ』  ポール・ギャリコ
『日本人と日本文化』  司馬遼太郎/ドナルド・キーン

【8月】

『風塵抄』  司馬遼太郎
『海(カイ)ちゃん ある猫の物語』  岩合光昭/岩合日出子
『すてきなあなたに』  大橋鎭子
『西東三鬼集 現代俳句の世界9』  朝日文庫
『檸檬・ある心の風景 他二十編』  梶井基次郎
『ピュシス ピュシス』(歌集)  江田浩司
『青空の人たち』  平林英子
『経済論文の作法 勉強の仕方・レポートの書き方』  小浜裕久/木村福成

【9月】

『気まぐれ古書店紀行 1998→2005』  岡崎武志
『猫語の教科書』  ポール・ギャリコ
『天風先生座談』  宇野千代
『セラピロード』(歌集)  山口和子
『スサノオの泣き虫』(歌集)  加藤英彦
『NHK趣味のガーデニング21 多肉植物 ユニークな形と色を楽しむ』
『わたしの古典19 大庭みな子の雨月物語』  大庭みな子
『おはなはん』  林謙一
『ことばあそびうた』  谷川俊太郎
『ことばあそびうた また』  谷川俊太郎
『発作的座談会』  椎名誠/沢野ひとし/目黒考ニ/木村晋介
『東と西 対談集』  司馬遼太郎
『現代文明ふたつの源流 照葉樹林文化 硬葉樹林文化』  中尾佐助

【10月】

『硝子戸の中』  夏目漱石
『広告批評 no.302 2006.3』  (穂村弘×一青窈対談他)
『活字三昧』  目黒考ニ
『ある運命について』  司馬遼太郎
『花の名前 向田邦子漫画館』  柴門ふみ
『新編 現代短歌入門』  岡井隆
『きつねのざんげ』  安野光雅
『短歌パラダイス』  小林恭二
『渇愛の時代』  村松剛/高田好胤
『詩歌折々の話』  大岡信
『ダーリンは外国人』  小栗左多里
『ダーリンは外国人2』  小栗左多里
『異国から』  辻邦生
『風塵抄 二』  司馬遼太郎
『どくろ杯』  金子光晴

【11月】

『就職しないで生きるには』  レイモンド・マンゴー
『寵歌変』(歌集)  塚本邦雄
『自分学』  多田道太郎
『ながい、ながい、ふんどしのはなし。』  金井美恵子
『マンガと写真でくわしく知る 怖い食品 動物工場』  高松修監修
『古往今来』  司馬遼太郎
『万葉のこだま』  犬養孝
『イヌとネコのパリ散歩』 フィリップ&リオネル・コクラン
『ごんぎつね』  新美南吉
『職人』  永六輔
『季刊 銀花 no.101 1995春』  (斉藤史・安永蕗子自筆原稿他)
『二つの母国に生きて』  ドナルド・キーン

【12月】

『香貫』(歌集)  玉城徹
『わたげちゃん』  ポール・エリュアール作 ジャクリーヌ・デュエム絵
『俳句という愉しみ ―句会の醍醐味―』  小林恭二
『スケッチは3分』  山田雅夫
『野兎の眼』  串田孫一
『余話として』  司馬遼太郎
『荒野の竪琴』  串田孫一
『ダーシェンカ』  カレル・チャペック
『いつか、消えてゆく』  西園寺昌美文 伊藤清泉絵
『ひらがな思考術』  関沢英彦

下半期正選は、『文鳥・夢十夜』、『西東三鬼集』の中の「神戸」、『おはなはん』、『青空の人たち』、『香貫』。
逆選は『発作的座談会』。105円出して買ったことすら後悔しそうになった。いやもう、あまりにもバカバカしすぎて。(そこが魅力でもあるのだが。)
by konohana-bunko | 2006-12-31 21:20 | 日乗 | Comments(0)

本を買ったり本を読んだり

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■最近買った本

『海文堂通信「海会」別冊 ほんまに』創刊号
11月の3箱古本市について写真付きの記事あり。
本を届ける運送屋さんのレポートもよかった。

『ku:nel 2007.1』
滅多に雑誌は買わないのですがクウネルはいいですね写真が。
ムーミンよりも「おおお!」と興奮したのは、
築地市場の「水産教育お魚かるた」。
取り札の文句が面白い。
「露西亜の海から鮭と蟹」
「トーチカ構へて栄螺の昼寝」
トーチカなんて久し振りに聞くことば。
復刻版もあるとか。これ買おうかしらマジで。
で、もっと興奮したのは
佐藤さとるの『だれも知らない小さな国』の私家版の書影。

■最近読んだ本

『ダーシェンカ』カレル・チャペック 新潮文庫
犬のイラスト、愛があっていいなあ。
実際、犬に出会うと大概吠えられますが。
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『ひらがな思考術』関沢英彦 ポプラ社
ずっと前にBookoffで買って積んだままになっていたのを読了。
歌を詠むということにひきつけて読むと、結構ツボに当たって痛そう(効きそう?)な部分もあって
読んでよかった。
「追い込まれてからが、ふんばりどころ。」なんて書いてあります。
2007年も、ふんばってまいりましょう!

写真
上/『ダーシェンカ』
中/留守番をしている犬
下/『ネパールの秘境ムスタンへの旅』ジュゼッペ・トゥッチ 裏表紙部分。ネパールだから淡水魚?
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by konohana-bunko | 2006-12-30 22:16 | 日乗 | Comments(0)

こたつ猫

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ねこたつの中は春なのであります。(息子1号撮影。)
by konohana-bunko | 2006-12-28 16:50 | 猫是好日 | Comments(3)

Merry Christmas!

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わが家のツリーはてのひらサイズ。
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地元駅前ではろうそくを使ったイベントもありました。
みなさまもどうぞよいクリスマスを。
by konohana-bunko | 2006-12-24 21:41 | 日乗 | Comments(5)

『野兎の眼』 串田孫一

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天地書房にて200円。ひとつひとつの文章がつやつやと輝く団栗のような本。以下引用。

 ――庭の木を見ていると、もう完全に枯れてしまったと思ったものが、再び芽をふき出して元気になることもある。人間も大病をして、医者ももう手のほどこしようがないところまできて、急に元気を取り戻し、その後普通の人間とどこも変わりなく働けるようになった人の例もよくきく。
 私はそういう意味での再生を考えないが、自分の仕事で、新しいものが生まれてくることをいつも考えている。そうでなければこうした仕事は続けられない。
 惰性で文章を書いてしまうこともあるが、仕事になれて、楽にどんどん仕事を片付けていっては、私の場合いけないのである。そのことをいつも考えて自分が単に満足するだけでなく、驚くほどのいいものを書こうとする。少なくとも心がけとしてはそう思っている。
 落葉松から出る芽は落葉松の芽であるし、あじさいの芽は今年も去年も変わらない。しかし新しく緑の生命が湧きこぼれるように躍動している。これが羨ましい。私の中には将来、葉となって繁り、花となって咲き匂うものがあるだろうか。あるだろうかではいけない。人間の場合は自ら懐胎しなければならない。生まれ出るのを待っているべき性質のものではない。
(p127-128「発芽・再生」より)
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by konohana-bunko | 2006-12-18 21:59 | 読書雑感 | Comments(6)

回転ずしの日々

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12月に入ってからは、職場にもいろいろ作業が舞い込んで、回転ずしのベルトコンベヤに乗っているような毎日。めまぐるしいというほどでもないけれど、でも結構あっという間に1周、また1周、うかうかしとったら乾いてしまうデ、というような……。

15日(金)、朝、雨がやんで明るくなる。職場でメジロの群れを見る。クスノキの枝で何かをついばみながら、どんどん移動してゆく。色といい姿といい、木の葉に羽が生えて動いているよう。ジョウビタキもいた。メジロに負けずに間断なく鳴いていた。メジロやシジュウカラに比べると、ジョウビタキが大きな鳥に見えてくる。
帰りがけにはツグミもいた。ツグミはよく芝生の上を早足で歩き回っているが、この日は木に止まっていた。

16日(土)はかばん関西の歌会。今回は平たいことばづかいながら意味が難解な歌が多く、読みに苦闘する。

電車の行き帰りに串田孫一を読む。まず『野兎の眼』、次に『荒野の竪琴』。

鹿もすっかり冬毛。国立博物館の平常展も見に行きたいなあ。
by konohana-bunko | 2006-12-16 23:04 | 日乗 | Comments(0)

拾う

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冬のはじめの頃だった。今にも雨が降りだしそうな薄暗い午後、わたしとたづちゃんは小学校の校庭でどんぐりを探していた。小学二年の時のこと。
学校にはどんぐりのなる木はなかった。だからどんぐりもあるわけはなかったのだが、わたしたちはあきらめきれなかった。校庭の隅にやって来た。そこは周囲より少し小高く、丘のようになっていた。カイヅカイブキの木がそこを取り囲むように植えられていた。芝生の真ん中に、百葉箱があった。百葉箱の扉はこわれていて、中には温度計も何もなかった。
「どんぐり落ちてたらええのになァ」
わたしとたづちゃんはそう言い言い、芝生に座った。すると、地面にぽつ、ぽつ、と何か落ちてきた。雨だ。大粒の雨。雨降って来たし、帰ろっか。
灰色の空を見上げた。空から黒い粒々が落ちて来るのが見えた。ばらばらっと芝の上に、落ちた。雨に混じって、どんぐりが空から降って来たのだ。
わたしたちは大喜びでそれらを拾い集めた!帽子の中に入れた。全部で20個はあった。雨はじきにやんでしまった。わたしたちはどんぐりを持って帰って、先生や親に見せた。だが、空から落ちてきたと話しても、誰も信じなかった。
by konohana-bunko | 2006-12-14 21:38 | 空中底辺 | Comments(1)

がり

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さっきテレビをつけたら、嘉門達夫が出てきた。「魔法使いサリー」の替え歌で、

♪お寿司屋さんからやって来た
 ピンクで美味しいお漬物
 ガリ~ ガリ~♪

とうたう。この歌だけだったら「ふーん」で終わったかもしれないが、ギターを弾きながら屈みこんだ嘉門達夫の先に、ベビーカーに乗った巻き毛くりくりの白人の女の子が映っていて、つい、笑ってしまう。アニメのサリーちゃんのイメージそっくりなんだもん。
by konohana-bunko | 2006-12-12 22:40 | 日乗 | Comments(0)

人生万事折れた多肉植物

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多肉植物の鉢植えを、玄関先に並べてある。
数にしてざっと20鉢くらいか。てのひらくらいの、小さい鉢ばかりだ。
種類はいろいろある。いちいちの名前は覚えていない。形状によって、〈赤いの〉とか〈とげとげのやつ〉とか、即物的な綽名で呼んでいる。
うちの玄関には靴箱や棚がないので、これらの鉢植えは床に直接置いてある。つまり、靴と並んでいる。すると、靴を履く時、脱ぐ時、折々鉢を蹴ってしまう。蹴るだけならいいが、たまに蹴っ転がしてしまう。
今朝も〈バラみたいなやつ〉(葉がバラの花の形に似ている)の鉢がコケていた。おまけに茎が1本ぼきんと千切れてしまっている。あーあーもう。
あーあ。とそれを拾って、空いている鉢の土にぶちゅんと挿した。多肉植物は挿し芽で簡単に増える。
これでまた鉢が1つ増えた。
ってそんな反省のないことでいいのか。
by konohana-bunko | 2006-12-10 22:04 | 日乗 | Comments(0)

『イヌとネコのパリ散歩』 フィリップ&リオネル・コクラン

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舞台はパリ。室内飼いのイヌとネコのコンビがアパルトマンを抜け出して、血相を変えて探し回る飼い主夫婦を尻目にパリの名所を巡るというイラスト集。イヌとネコは正直イヌにもネコにも見えない(?)のだが、建物や風景は味があっていい。

イヌとネコの交わす台詞がこじゃれている。

(ブローニュの森の池)
ネコ「誰にでもシッポをふるなと言っただろ」
イヌ「シッポの方がぼくよりも強いんだ」

(凱旋門の下で)
イヌ「人間は戦争が好きなのかい!?」
ネコ:「あれほど病気をこわがってるのに…」

(サン・ドゥニ門)
イヌ「じゃあ、信じるものをひとつ選べたとしたら?」
ネコ「猫!」

(サン・マルタン運河)
イヌ「人間は自分たちの子供を覚えているようだね」
ネコ「なんて気がかりの種だ!」
by konohana-bunko | 2006-12-06 22:08 | 読書雑感 | Comments(2)

何もないところを空といふのならわたしは洗ふ虹が顕つまで


by このはな文庫 十谷あとり
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