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a pot of cat

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魔女的にとっちらかってる台所にて。
by konohana-bunko | 2009-05-31 22:14 | 猫是好日 | Comments(2)

読書の記録 皐月

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職場を離れて気付いたこと。電車通勤をしないと読書の数がこなせない!

『ダーリンの頭ン中 英語と語学』  小栗左多里&トニー・ラズロ  メディアファクトリー
『古典を読む―1 御伽草子』  富士正晴  岩波書店
『花妖譚』  司馬遼太郎  文春文庫
『ノッポさんのひとりごと』  高見映  扶桑社
『虫眼とアニ眼』  養老孟司 宮崎駿  新潮文庫
「月刊MOE 絵本とキャラクター コロボックルがやってきた!」 2004.4  白泉社
『ことばの食卓』  武田百合子 野中ユリ  ちくま文庫      

あと、これは読書と言えるのかどうか微妙だが、ハンドメイド関連の本をちょぼちょぼ買っている。

『はじめてのかぎ針編み 薔薇のパターン100 ドイリー モチーフ リボン コサージュ』  アップルミント  朝日新聞出版
『ビーズで彩るレース編み ―ドイリーとジャグカバー―』  野本幸子  日本ヴォーグ社
『アクセサリークロッシェ』  岩切恵実  雄鶏社
『パリ仕立てのアクセサリー ビーズやボタンやリボンを使って』  文化出版局
『ラ・ドログリーのパリのアクセサリー 2』  雄鶏社

4月・5月と2ヶ月の専業主婦生活、猫の頭をなでたり、多肉植物の植え替えをしてみたり、15年ぶりに編み物をしてみたり。編み物といっても、そんな大層なものではなくて、ちまちまと花のモチーフをこしらえて、ひとり悦に入る程度だが。
by konohana-bunko | 2009-05-31 20:30 | 読書雑感 | Comments(2)

微笑

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微笑……というより、ほくそ笑み?
わたしが電話をしている隙に台所に登ったるい子、ガスレンジ脇に置いていたステンレスのボウルにちょっかいをかけ、ボウルを床に落としてしまう。ボウルの中には洗いかけのお米と水が入っており、台所は壁といわず床といわず、白いスプラッタームービー状態に。
新型インフルエンザ休校で自宅にいた息子1号と2人で床を拭く。

『猫のいる日々』 大佛次郎 徳間文庫より以下引用。 

《私は小さい庭に、いろいろの草の芽がもえ出るのを身の幸福として眺めて暮らしている。もう自分で車を運転して銭湯へかよう年齢でもない。ヒヤシンスの球根を植えたのが芽を出し、けんらんと盛り上がるように花を咲かせたのを、ここ数日のわが世の驕りと信じている。一本きりない桜の木も、もうひらき始めた。夏のための山百合も、そろそろ土を割って赤い芽をのぞかせて来た。私は、朝起きると、庭に降り、まるで守銭奴のように百合の芽を算えて、足もとにからむわが家の猫をお供に枝をくぐって見てまわる。
ふと、昨日、読んだ本に昔の江戸の牢屋で、女牢の牢名主、それこそ鬼神のお松と言ったように知られたものが、自分の猫を飼う勢力やら特権が許されていたと知って、ひとりで楽しく微笑したのを思い出した。私も家につながれて猫とともに牢屋暮らしを営む。》(p185-186「牢獄の猫」より)
by konohana-bunko | 2009-05-26 22:27 | 猫是好日 | Comments(7)

斜め入り口

23日(土)午後、近鉄奈良駅からJR奈良駅を抜け、なら100年会館まで歩く。7月に東京佼成ウインドオーケストラが来るというのでチケットを買いに。
行きしな、油阪の民家。
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帰りしなは三条通を東へ戻る。
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そば屋さん?看板は「手打ちそば」、幟は「手打ちうどん」。
tin_boxさんのblog「ブリキの箱」で話題になっていた、斜め入り口のデザイン。
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おまけ、斜め入り口のデンタルクリニック。(これは東大阪にて。)
by konohana-bunko | 2009-05-24 22:50 | 日乗 | Comments(5)

古本屋さんで編み物をする鹿柄Tシャツの女

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19日(火)、久し振りに電車で外出。橿原線ではまばらだったマスク姿が、西大寺で奈良線に乗り換えるとかなり目につく。神戸まで直通という心理的圧迫だろうか。新型インフルエンザ、もう、心配してもしゃあないよナ、大阪まで来てるということは奈良にも来てるっちゅうことやし、と、そういう自分も一応マスクをして出掛けてみたのだが、正直、自分の息で顔が暑い。

新大宮の駅で降り、奈良交通のバスで県立図書情報館まで。「県立図書館が近鉄奈良駅から移転して不便」と、もう何度も書いたけれど、また書いてしまう。そうかて往復の交通費1,220円あったら本が何冊も買えるやないですか!(但し、借りた本を郵送で返却できるようになった。これは非常にありがたい。)

目当ての本と、塚本邦雄『秀吟百趣』を借りて、奈良へ出る。今日はちりんさんとお約束してあった。

ご存知の通り、鹿の角は毎年生え替わる。春、古くなって落ちた角を落とし角という。(春の季語にもなっている。)
落とし角といっても、木の枝みたいなのがぼろんと落ちるのではない。奈良公園では秋の「角切り」で角を切ってしまうから、古い角は根元だけで、ビール瓶の王冠のようなかたちをしている。これが落ちているのを、ちりんさんが運良く見つけられた。
いいお守りになりそうだから、ストラップのように何かにぶら下げたいと思われたのだが、丸くて紐を通すとっかかりも何もない。穴を開けるのも難しいし、かといって袋に入れてしまったら折角の角が見えないし……というお話をブログでされていたのを読んで、思いついたのが、
「レース糸で編んだ網袋で落とし角をくるむ」
というプロジェクト。
というわけで、レース針とレース糸とにぎり鋏を持って智林堂さんへ参上、と相成った。
レジ横で椅子をお借りして、みしみし編むこと約1時間。その間次々と、本を買いにいらしたお客様方はさぞご不審を抱かれたことかと……。(何でこんなとこで編み物?しかもTシャツ鹿柄やし?)失礼いたしました。

で、こんなかたちに完成。どことなく亀っぽい?
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古本屋さんで、本に囲まれて編み物をするという、ぜいたくな体験をさせていただきました。何だかすごく落ち着いて根が生えてしまいそうでした。ちりんさんありがとうございます。幸運の落とし角、また見つけて下さいね。

*製作の様子および鹿Tのアヤシい奴はこちら→智林堂さんblog
by konohana-bunko | 2009-05-19 21:50 | 日乗 | Comments(4)

転寝、爆睡

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転寝
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爆睡
るい子さん、頭落ちてますよ(^^;)
by konohana-bunko | 2009-05-18 13:18 | 猫是好日 | Comments(2)

『太占』  金井国俊

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歌集『太占』(ふとまに)  金井国俊  不識書院  うた叢書第一篇  (1981)

かたかげに夕陽しづまる幹ありて橡のしげりのすでに秋づく

けものらを見むとし来り冬の園の水のほとりにしばしいこひつ

青萱の敷きたる踏みて草の輪を三度めぐりぬ六月祓に

山裾のプールに青くたたへたるみ冬の水の時にをののく

蟻地獄に蟻の陥ちゆく切実を言ふわらべ顔雨に濡れたり



あとがきより以下引用。

《私の住んでいる所は、山の上の古い村落である。山岳信仰によって開かれた所で、頂上に御嶽神社が鎮座している。私の家も、この神社に仕える御師の一員である。ここでの人間関係は、個の精神よりも、習慣やしきたりが優先する。これは個の側から見れば、けしてのびやかなものではないけれども、現代社会の、組織化された生活から起こる精神の空洞化や、価値観の私物化を考える時、あんがい大切なものかもしれないとも思う。良きにつけ、悪しきにつけ、この山上での幼い頃からの生活は、私の資質に深く影響している。玉城氏がある時私を評して"西多摩的リアリズム"と言ったことがある。たしかにそうなのである。
歌集名『太占』は、毎年一月三日、神社で行われる祭で、鹿の肩甲骨を火に焙って、その罅の入り具合で農作物の豊凶を占う神事である。神社の裏山で早朝、秘事として執り行われる。》
by konohana-bunko | 2009-05-15 21:28 | 読書雑感 | Comments(2)

歌会に行って新緑を見る

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3日(日)、日月西日本歌会のため京橋へ。会場は大阪ビジネスパーク、パノラマスカイレストランアサヒ。今回は13名の出席で、やや少なめの人数で、ゆっくり歌を読むことができた。いつもは20人とか、多い時は25人くらい集まるので、二次会はちょっとさびしかった。かつおのたたきが美味しかった。スパイシーチキンがほんまにスパイシーで辛かった。

詠草の余白に書いたメモから。
・野暮ったくとも事実に即したことばを使う。
・うたは結句で逃げない。
・モノだけを差し出す。思わせぶりなことばを使えば余韻が生まれるというものではない。
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歌会にはいろんな人が集まって来る。歌に向かうスタンス、歌(歌会)に求めるものも人それぞれだ。
しかし批評はどんな歌にも平等にやらなくてはならない。
と、そんなことを帰りの電車の中でつらつらと考える。
例えば……「かわいがっていたウサギが死んでしまって悲しい」という歌があったとする。それを読んだ評者が、
「わたしも昔ウサギを飼ったことがあって、その時のことを思い出し、読んだだけで悲しくて胸がいっぱいになってしまいました」と感想を述べたとする。
日常の人との関わりでなら、もしわたしがさほどウサギが好きでなかったとしても、「そうですよね、それは悲しいですよね」と、協調するだろう。しかし歌会という場で、歌の批評をするとしたら。
「共感を呼ぶ」ということと、「歌が一首を成している」ということは、別ものだ。
「ウサギかわいさはさておき、この表現にはわかりづらいところが」とやらなければならない場合も出てくる。
そのような肝心な場面で、臆して逃げてしまったことがあった。(誰もが表現者として腹を括ってここに座っているわけではない)などと余計なことが頭を過ぎって――。それは本当の思いやりではなかった。単に批評から逃げて楽をしようとしただけだ。

別に、今回の歌会で、こんなできごとがあったわけではない。ただ、歌会に出たら、歌会について考えることもある。わたしも折々、「共感の罠」に嵌る。だからこんなことは書きにくいんだけれども、自戒のために書いておく。
by konohana-bunko | 2009-05-08 21:57 | 日乗 | Comments(2)

歌集 『時の孔雀』  尾崎まゆみ

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『時の孔雀』より、こころの動くままに引用。装幀は間村俊一。(何か、写真、ピン甘……。)



真水とはかなしき響き注がれてゆくいとしさをせめて飲みほす

こよひまたこでやあらむに醒めぎはの夢浅くたましひが入らぬ

ラベンダーためらふなかれ折り曲げて汝(なれ)のからだを湯にひたすこと

胡桃打ち合はす旋律(メロディー)襟首の白いところに響く骨ある

地はうめきたいのだらうか真夜中になゐ来たりまた嗚呼といふ声

沈丁花からのくらやみ目隠しの鬼の両てのひらにつかまる

燕号折る指先のためらひに紙飛行機の中心のずれ

照りわたる八街ゆけば街ゆけば小手毬の花びらのこまやか

ひいやりと桜いのちの花びらの目のうるほひのやうに紋白蝶(もんしろ)



『時の孔雀』には、「北冬+ 2004年春星号」に掲載された「真玉ゆらぎの」の一連も収載されている。
(よろしければ→こちらをご参照下さい)
わたしはこの、アンデルセンの「人魚姫」にもとづく連作が本当に好きだ。たとえて言えば「姉からもらった真珠のネックレス」のように。
歌集に収められた連作は、初出からは少し推敲されたかたちになっている。短歌としては、歌集に収められたものが完成版ということになる。ただ、わたしは「北冬+」の見開き1ページで読んだ印象がとても強かったので、この一連だけに限っては最初のかたちの方が、ええなあ、好きやなあ、と思う。

潮の香の青くこぼれて鈴なりのいのちの粒がびつしりとある  尾崎まゆみ
by konohana-bunko | 2009-05-07 20:47 | 日乗 | Comments(0)

読書の記録 卯月

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『蠍たち』  倉橋由美子  徳間書店
『みづゑのレシピ セキユリヲさんの雑貨のつくりかた 暮らしのなかでものづくりを楽しむ本』  みづゑ編集部編  美術出版社
「ku:nel」2009.5.1 おっ、いい器。 マガジンハウス
『方丈記私記』  堀田善衛  筑摩書房
『われらみな神話の住人』(歌集)  笹原玉子  北冬舎
『わたしだけのシルバーアクセサリー』  後田麗  雄鶏社
『日和下駄がやって来た』  富士正晴  冬樹社
『宮本常一写真図録 第2集』  日本人の暮らし 昭和37年~39年  周防大島文化交流センター 東京写真月間実行委員会編著  みずのわ出版
『太占』(ふとまに)(歌集)  金井国俊  不識書院

「クウネル」にルーシー・リーの陶器のボタンの特集があった。さっきちょうど、録画しておいた三宅一生とルーシー・リーの番組を見たので、思い出してぱらぱらしてみた。あの器、ちょっと触ってみたい。
by konohana-bunko | 2009-05-04 22:46 | 読書雑感 | Comments(3)

何もないところを空といふのならわたしは洗ふ虹が顕つまで


by このはな文庫 十谷あとり
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