<   2010年 01月 ( 14 )   > この月の画像一覧

読書の記録 睦月

c0073633_22153440.jpg
「弦 GEN」 No.9 2009年秋号 弦短歌会
『窓のある書店から』  柳美里  角川春樹事務所
『にゃーこちゃん』(絵本)  高橋和枝  ブロンズ新社
「大阪北船場スタイル No.1」  エイムック1235  枻出版社
『くるねこ丼』  くるねこ大和  エンターブレイン
『まこという名の不思議な猫』  前田敬子 岡優太郎  マーブルトロン
「Hanako WEST」 2010.2 永久保存版  マガジンハウス
「L magazine」No.407 2009.2  ベスト・オブ・エルマガジン 泣いても、笑っても、最終号。  京阪神エルマガジン社
『愛蘭土紀行 Ⅰ・Ⅱ』  司馬遼太郎  朝日文庫
『日本民話 ねずみじょうど』(絵本)  岩瀬文子文  田島征三絵  フェリシモ出版
「目の眼」2010.2  里文出版
c0073633_22155389.jpg
絵のある本ばかり読んでいた。
今回読んだ『ねずみじょうど』は、おばあさんたちが主人公だった。おにぎりを追ってねずみの世界に行った後の話の流れは、
・よいおばあさんは、猫の鳴き真似をする。ねずみが逃げ散った後、置き去りにされた金の臼と杵を持って帰る。
・悪いおばあさんも、猫の鳴き真似をする。するとねずみらが「この間臼と杵を盗んだのはお前か!」と一斉に飛びかかり、臼と杵でおばあさんを搗き殺す。
というバージョン。こういうのもありなんだな、と思う。
幼稚園の時に読んだ絵本では、おじいさんが主人公だった。終盤、悪いおじいさんが地底のねずみの国で「にゃあお」と猫の鳴き真似をすると、ねずみは消え周囲は闇となり、おじいさんはついにそこから出られませんでした、おしまい、というもの。5歳のわたしは、「おむすびころりん」という牧歌的なタイトルとのギャップに震撼した。「暗くて狭いところに閉じ込められて死ぬ」なんて!絵の中央に苦しげにうずくまる悪いおじいさんと、それを取り囲むように黒で塗りつぶしたページを思い出すと、今でも心底おそろしい。
この「おむすびころりん」と「宇宙船ペペペペラン」は、今でも自分の中の「こわい本ランキング」に入りっぱなしである。
by konohana-bunko | 2010-01-31 22:16 | 読書雑感 | Comments(3)

高麗美術館 『朝鮮虎展』

c0073633_21573238.jpg
24日、車で京都へ。高麗美術館朝鮮虎展』を見に。よいお天気。
c0073633_21574929.jpg
朝鮮の絵に鵲虎図というのがあるというのは、前にここで見た「愉快なクリム―朝鮮民画」展で知った。あの鵲虎図がえらく気に入ってしまったところへ、「虎展」というのだから、これはぜひ見に行かな、と思った次第。
中に入ると、ちょうど学芸員さんの解説が始まったところだった。
民画の鵲虎図。双幅の龍虎図。今回は、朝鮮の絵ばかりでなく、中国と日本の虎の絵も見比べられるようになっている。
中国や朝鮮の虎は、松とセットで描かれるが、日本の虎は竹とセットになっていること。朝鮮半島には、南のごく一部にしか竹が自生していないこと。朝鮮の虎の絵は平面的だが、中国の虎の絵は立体的で毛並みも細密に描かれていること。日本には虎がいなかったから、画家は毛皮を見たり、猫を参考にして虎の絵を描いたこと。いろいろ、教えていただく。とてもわかりやすい。
目玉は、朝鮮の虎の絵をお手本にして、伊藤若冲が描いたという、虎の絵。虎が、前足の肉球を舐めているところ。お手本になった絵は、残念ながら展示のお休み期間だったが、若冲の絵は楽しかった。お手本と構図がそっくりなんだけれど、顔がね、何かこう、ユーモラス。
あと、昔の人は虎と豹を混同していて、トラ柄をオスの虎、ヒョウ柄をメスの虎と思っていた、とか。

展示の中で「あ、これ欲しい!」と思ったのは、昔のおもちゃ、小さい張り子の起き上がり小法師。3種類あって、虎と、馬と、3つ目が何かわからない。ピンクに紺の花柄なので、豹かと思ったら、「海駄」と書いてある。学芸員さんによると、海駄とはヨーロッパでいう一角獣(ユニコーン)のようなもの、邪気を避ける想像上の動物で、日本にある狛犬で角があるものはこの海駄がもとになっているとも。
c0073633_21581821.jpg
帰りがけに受付で「目の眼」を衝動買い。(表紙左のピンクのが海駄。)
c0073633_2202833.jpg
これは……うちにあったやきものの筆置き。古いものではない。
by konohana-bunko | 2010-01-29 22:21 | 日乗 | Comments(2)

朝のアイロンタイム

朝6時40分、しましまのカッターシャツにアイロンを掛けはじめる母ちゃん。
その2分後にカッターシャツの中にしましまのケモノが。
c0073633_21394432.jpg
ルイルイ、アイロン掛けられへんからのいて
c0073633_2140830.jpg
いやーよ ぶんぶんぶん
c0073633_21402466.jpg
ほんのりぬくくていい気持ち~
c0073633_21403885.jpg
めっさ邪魔……パパ今日これ着て行くんですけど……。
by konohana-bunko | 2010-01-27 21:41 | 猫是好日 | Comments(2)

大門玉手箱アルバム

c0073633_2118257.jpg
23日(土)、奈良へ。近鉄奈良駅から奈良交通バスで手貝町まで。奈良の一箱古本市「大門玉手箱」を見に。
c0073633_21223381.jpg
バス停前に東大寺転害門。門の後方奥に若草山。
c0073633_21232489.jpg
道路をはさんだ向いに大門市場。
c0073633_21235277.jpg
c0073633_21241337.jpg
いつもお世話になっている「木の茶の間 輪」さん。
c0073633_21245747.jpg
c0073633_2125837.jpg
c0073633_21254682.jpg
珈琲、おにぎり、スイーツ、肉しゅうまい……
c0073633_21264535.jpg
南果さん。←南果さんのところのお写真もどうぞ。
c0073633_21272348.jpg
うちの箱、本の里親募集中。

玉手箱」には3回とも参加させていただいているのだけれど、いつも箱だけ行ったり来たりで、どなたにもご挨拶できていなかった。今回は大門市場もフィナーレということなので、朝少しだけ会場を覗かせていただいた。ぼちぼち堂さん、輪さん、市場とご参加のみなさま、ありがとうございました。
その後、また電車に乗って店へ行く。奈良から大阪まで、快速急行に乗ったらあっという間。帰りは車だったが、西名阪を走っていたら、若草山の山焼きの花火が見えた。音のない、冬の遠花火。
by konohana-bunko | 2010-01-25 21:45 | 古本屋さん見聞記 | Comments(0)

1月23日(土)は、第3回大門玉手箱

c0073633_21592696.jpg
c0073633_21265587.jpg
このはな文庫も参加いたします。(箱のみ参加です)
くわしくはこちらをご覧下さい→ 「大門玉手箱」…の箱

23日(土)、船場ビルディングのボタン屋&古本屋も通常通り営業いたしております。
by konohana-bunko | 2010-01-22 21:27 | 古本屋さん開業記 | Comments(0)

何でもいいから手を動かす

c0073633_1813333.jpg
原稿の〆切が近づいて来る。手が動いていない分、気分が切羽詰まって来て、こういう時はどないしたらええんやろ、と考える。前の職場はやたらに〆切が多い環境で、わたしは〆切に間に合うように呼びかける側の立場で働いていた。今まで書いたことのない長い文章の〆切に追われて四苦八苦する若い衆たちの諸相を目撃したし、なだめたりすかしたり、叱咤激励したりしながら何とか〆切に間に合わせようと腐心する大人のひとたちの姿も見た。その中でわたしは一体何を学んだのか?
当時同じ職場にいて、今は長崎で働いているYさんに、
「何をしたらええかわからへんようになった時はどないしたらええんでしょ」
と尋ねたら、Yさんは即答で
「何でもいいから手を動かすんですよ」と言っていた。コピーした資料に穴を開けて綴じてもええし、調査のメモをワードで打つのもええし。何かしとったらちょっとは頭も動くでしょ。とにかく、フリーズするのが一番あかんのですよ。
確かにその通りかもしれない。と、いうわけで、わたしもあちこちにばらばらになっていた原稿用の資料をかばんにまとめて、自転車を25分漕いで図書館まで往復してきた。書くところまではいかなかったが、メモも取れたし、運動にもなった。空も見たし、冬の木も見た。
何とかがんばれそうな気がする。
by konohana-bunko | 2010-01-20 18:13 | 日乗 | Comments(2)

猫の千本ノック

今日は猫バカ話をひとつ。
c0073633_21554061.jpg
プリンターから紙が出て来るのをガン見するルイルイ。
こんなルイルイの得意技が「ボール取って来い」、別名「千本ノック」。

9ヶ月の頃の動画がこちら↓

リトルリーグのちびっ子みたいに真剣。

1歳4ヶ月(現在)の動画がこちら↓

思春期?反抗期?
ノックの球筋が気に入らないとボールを取って来てくれないので
パパはコーチと外野のボール拾いを兼任する羽目に……。

だからといって、遊びたくないわけではない。
パパの食事がそろそろ終わるよ、というタイミングを見計らって、るい子は部屋のどこかから探し出したボールを、パパの椅子の下にそっと置くのである。ボールを置いたら、ちょっと離れたところで「お座り」をして、しっぽをそよそよ。(もう、ごはん食べた?遊ぶ?遊ぶ?)と熱~い上目遣いで待っている。毎日毎日。
るい子の中には犬が入っているに違いない。
by konohana-bunko | 2010-01-18 22:08 | 猫是好日 | Comments(5)

曲折  十谷あとり

c0073633_21415237.jpg
古寺の受付に並ぶ計算機、縁起、花抱く陶器のをとめ

冬晴れの底なき空を映しつつ蓮池の水明浄にあり

破れはちす揺るるからからたれもみなかつて羽衣持ちてをりしを

空に折れはた水に伏す破れ蓮の冬の曲折愉しからずや

蓮の根のただむき甘く枕(ま)きしめて冬を眠らす 泥はやさしも

黒大豆笊に干されてほのぬくし右伊勢左奈らの道の端

高ぞらに飛行機雲のかかる間を柿の実ひとつ剥かれゆくなり

  「歌壇」2010年2月号より

by konohana-bunko | 2010-01-16 21:42 | 空中底辺 | Comments(0)

雪とルイルイ

生まれてはじめて積雪を目撃するルイルイ。
「なに、なに?」(ドキドキ)
c0073633_14555286.jpg
「何かいっぱい落ちてくるでち!」(ワクワク)
c0073633_1458680.jpg
c0073633_1545189.jpg
c0073633_14573221.jpg
ふわふわと、雪のひとひらが、首すじに…… ~~*
  
……

2分後
c0073633_1458407.jpg
「あんな冷たいものなんか……フンでち!」
アンダーコートが薄いルイルイ、雪はあまりお気に召さなかったご様子。
by konohana-bunko | 2010-01-13 15:00 | 猫是好日 | Comments(0)

『不思議の国のアリス』 ルイス・キャロル

c0073633_22232852.jpg
昨年末のブめぐりお買い物の中でうれしかった一冊。
c0073633_22234279.jpg
c0073633_22235999.jpg
c0073633_22241429.jpg
『不思議の国のアリス』 ルイス・キャロル トーベ・ヤンソン絵 村山由佳訳 メディアファクトリー(2006)



9日、ぼちぼち堂さんご夫妻ご来訪下さり、しばしお話。古本市で何度かご一緒させていただいていたのだが、お目に掛かるのははじめて。よくたどりついて下さいました。23日の大門玉手箱も楽しみです。
by konohana-bunko | 2010-01-12 22:24 | 日乗 | Comments(0)

何もないところを空といふのならわたしは洗ふ虹が顕つまで


by このはな文庫 十谷あとり
プロフィールを見る
画像一覧