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江津良浜

海が見たくなって、思い切って遠出。
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江津良浜。向こうに見えるのが円月島。
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幼い頃から見慣れた、そしていつ見ても何度来ても大好きな南紀の磯浜。あの地震がなかったら、日本中こんな風におだやかな春の波が打ち寄せていた筈なのに――。
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船溜まりに行ったら、いつも必ず生きものを探す。まだ水が冷たいせいか、ロープにあまり藻が生えていない。魚はカタクチイワシの群れくらいしか見えなかった。そしてクラゲ。
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あと「桃色のアメフラシがうよんうよんとくねりながら泳いでいた。」と書いたら(それ、気になる)とリクエストをいただいたので、画像を公開。Kumikoさん、こんなんですよ。長さ約30cm。早川いくをの『へんないきもの』シリーズがお好きな方にはたまらないかも。
京大の白浜水族館へ。
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手作り看板。
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名前を控えてくるのを忘れたカニ。ポケモンみたい。
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何とかアンコウ。この手の顔には非常に親しみを感じる。
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コウイカ。
そして先程外で見た桃色のうよんうよんも展示されていたので、名前がわかった。ヤマトメリベだった。水槽の中でもやはりうよんうよんしていた。
by konohana-bunko | 2011-04-24 22:10 | 日乗 | Comments(4)

瀬川康男

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何かこの人の絵、好き。
何となく、バティックとか、インドの型染めを連想したりもする。

『おおさむ こさむ』瀬川康男 福音館書店 ¥700
『ふたり』瀬川康男 冨山房 (sold out)
by konohana-bunko | 2011-04-23 08:45 | 読書雑感 | Comments(2)

足音

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「お兄たん、あそぶ?」
午前0時ちかく、息子1号の足音にわくわくするルイルイ。
by konohana-bunko | 2011-04-17 20:48 | 猫是好日 | Comments(0)

『戸塚閑吟集』  岡部桂一郎

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岡部桂一郎歌集『戸塚閑吟集』(不識書院/1988)より、以下引用。

ひとり行く北品川の狭き路地ほうせんか咲き世の中の事

まかげしてみる街道に荒れ果てし二階の商家首吊りの家

沈黙に縛りつけられたりしもの例えば歩む一匹の犬

天の川空にかかりて丈高き夾竹桃の花を暗くす

運動をはじめし独楽が定めなく静かに位置を移しつつあり

山里の畑に煙草の花咲けば家より出でて口笛を吹く

「花吹雪空に鯨を泳がせん」豪毅まぶしもよ遠き談林

まっすぐにわれをめざしてたどり来し釧路の葉書雨にぬれたり

きれいでしょう、ねえ見て見てと吾に咲くアラセイトウの花嫌いなり

谷戸の道まだ陽のたかく真鍮のラッパを吹けり豆腐屋が来て

いろいろないろいろなことありまして麦藁帽子の黒きリボンよ

ころがって行って止まった鉛筆が秋の灯下にふり返りけり

引き潮となりたる河口難儀してのぼる艀の夕暮れ五分

節分の豆撒く聞けば亡き数に入りし幼秋童女その声

書見台に紅絹の袱紗をかぶせたる江戸青楼図風に高く飛ぶ

少年の心は熱しうら若き母の手にもつウテナクリーム

淡彩の蔬菜譜かすか首あおき蕪をかきて蟻かたわらに

春来んと端やわらかにひるがえる紙を押えて鉄の文鎮

重々と坂のぼる音こもりつつ胴あらわれぬトラックの胴

岩国の一膳飯屋の扇風機まわりておるかわれは行かぬを

若ければジゴクノカマブタという花のつまらなく咲く春の畦道

写真機にかぶせて覗く繻子の切れ表の黒く裏の真っ赤さ

夕づく日差すや木立の家の中一脚の椅子かがやきにけり

のびやかに物干竿を売る声の煙のような伊勢物語

引用終わり。前にも読んだことがあるが、何度読んでも好きなものは好き。
ページをめくって、覚えている歌が出て来ると、なつかしい人とすれちがったような気持ちになる。
by konohana-bunko | 2011-04-15 09:24 | 読書雑感 | Comments(0)

雲ができるまで

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美術作家・詩人の永井宏さんが亡くなったというお知らせをいただいた。
信じられない。
著書を読んだ他は、昨年数度、星ヶ丘sewing galleryでの「文章のワークショップ」で、ごく薄いご縁をいただいたに過ぎない。
それでも、どこかに穴があいてしまったような気がする。最後にお目に掛かったのは、玉造のbeyerさんでだった。ワークショップで、みんなの文章が書きあがるのを、絨毯の上に寝っ転がってにこにこしながら待って下さっていた。
自分が書いた文章を声に出して読むのは恥ずかしいと言ったら「自分の書いたものに最後まで責任を持ってあげなきゃ」と教えてくれた。「劣等感は誰にもあるんだよ。劣等感は面白がるしかないんだよ」「誰にでも文章は書けるんだよ。身の回りの小さいことをちまちま書いていくんだよ。書いているうちにだんだん書きたいことがつながって出て来るから」
早口で、たたた、と、次から次へと、ひとのこころをちょっとわくわくさせるようなことを話して下さっていた。葉山のアトリエを片付けて、たまった本を並べて古本屋というか、人が集まれる場所にしようと思うんだ、とも仰っていた。お身体の具合がよくなればまたお会い出来ると、わたしは何の疑いもなく思い込んでいた。

今頃、雲のあたりで、歌をくちずさんでおられるだろうか。
by konohana-bunko | 2011-04-14 21:51 | 日乗 | Comments(0)

このはな文庫 店舗移転のお知らせ

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ボタン王子のお店」&「このはな文庫」、この4月4日をもちまして新店舗に移転いたしました。新店舗は旧店舗の入っておりました船場ビルディングの斜め向かい、大阪毛織会館というビルの4階フロアにございます。ビル入口の「銀座まるかん」ののぼりが目印です。文学・読み物・詩歌関連と、生活誌・手芸関連本を置いております。怖ろしいことに、前の店より本棚が増えました。月曜日から土曜日まで営業いたしております。お近くへお越しの際には、ぜひどうぞお立ち寄り下さい。
落ち着きましたら、一箱古本市への参加、きんどう市の開催など、いろいろ楽しいことを企んでまいりたいと存じます。
これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。

used books このはな文庫

■[新住所]〒541-0047 大阪市中央区淡路町2-6-10 大阪毛織会館4階
電話 06-6228-5300 FAX 06-6228-5445 (電話/FAXに変更はございません)
mail info*artsynchs.co.jp (*を@に直してお使い下さい)

■[営業日/時間] 月曜日~金曜日 11:00-19:00 土曜日 11:00-18:00
 日曜日/祝日はお休みです。

写真は飛鳥川にて。今日は三分咲きくらい。
by konohana-bunko | 2011-04-04 21:14 | 古本屋さん開業記 | Comments(0)

春のナラヒネ

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3月29日、東京から帰省した友人と奈良へ。氷室神社へ。
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商店街でお昼を食べて、とことこ歩いて、元興寺さんへ。
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午後だったので、元興寺さんのお向かい、町屋の酒屋さんで
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ゴエちゃんにはじめましてのご挨拶、犬撫でたの、久し振り。
そして明日香のお酒を……
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おいしくいただいたのは連れの人。下戸のあちくしは月ヶ瀬の和紅茶をおみやげに購入。
春のナラヒネは、シャンプーしたてのゴエちゃんの匂いがした。

その後の氷室神社の枝垂桜の様子は→ちりんちゃんのblogをご覧下さい。
by konohana-bunko | 2011-04-03 22:23 | 日乗 | Comments(0)

(私にいっぱいのお母さん!) 林芙美子

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(私にいっぱいのお母さん!)

私にいっぱいのお母さん!
両手にあふれるお母さん
果物のように太陽のように
満ち溢れるもの
此世の果てからひづめの音をさせてくる緑の馬車
幸福はパンの形をしている
お母さんの乳房のような形かもしれない
世界に満ちあふれた人間のお母さん
縫い仕事をしては
いつもうつむいているお母さん
笑っているお母さん
水を汲んでいるお母さん
写真よりもきれいなお母さん

(『現代詩文庫 1026 林芙美子詩集』 思潮社 より)
by konohana-bunko | 2011-04-02 09:32 | 読書雑感 | Comments(0)

読書の記録 弥生

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『短歌を作るこころ』 佐藤佐太郎 角川選書
『聖母の曲芸師』 堀口大學訳 横田稔装画 短篇物語 書肆山田
『目まいのする散歩』 武田泰淳 中公文庫
『空の本』 荻野アンナ文 東幸央写真 PARCO出版
『戸塚閑吟集』 岡部桂一郎 不識書院

何か他にも読んだような読まなかったような……。
泰淳さんの本ははじめて、面白かった。百合子さんの富士日記読んでみたい。
岡部さんの歌を読むと落ち着く。
by konohana-bunko | 2011-04-01 20:41 | 読書雑感 | Comments(0)

何もないところを空といふのならわたしは洗ふ虹が顕つまで


by このはな文庫 十谷あとり
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