<   2013年 01月 ( 11 )   > この月の画像一覧

虎耳草

c0073633_22165454.jpg
子育て世帯ばかりで騒々しかった団地の一階に、お爺さんが住んでいた。窓の下に花壇を作っていた。そこに咲いた花をしゃがんで眺めていた私に、ユキノシタという花の名を教えてくれた、そのお爺さんの名前が思い出せない。お爺さんだと思い込んでいたけれど、まだせいぜい六十歳位だったかもしれない。
by konohana-bunko | 2013-01-31 22:17 | 空中底辺 | Comments(0)

『きもかわくん 不思議でかわいい生物たち』

c0073633_21473682.jpg
ブックオフで迷わず買った『きもかわくん』。ツツボヤ、微妙にかわいい……。『へんないきもの』に出ていたオオクチボヤも載っていた。ヤマトメリベは載っていなかった。図鑑大好き。昔家にあった植物や鳥の図鑑には、学名とそのラテン語の意味が載っていた。こどもの私は読めもしないラテン語の音を想像しつつ、名付けの付かず離れず感や、大きな外しっぷりにいちいち痺れていた。
by konohana-bunko | 2013-01-31 21:51 | あんな本こんな本 | Comments(0)

ふゆのとり ちいさなふたり

c0073633_1330630.jpg
今朝庭に来た鳥たち。来訪順に、ヒヨドリ、ジョウビタキ、ツグミ、シジュウカラ、メジロ。蜜柑を食べるのは、ヒヨドリ、メジロ。庭の中を歩くことがあるのは、ジョウビタキ、ツグミ。ジョウビタキとシジュウカラは、蜜柑はあまり好きではないようだ。ヒマワリの種とか、ピーナツなんかの方がいいのだろうか。それとも虫が好きなのだろうか。
ヒヨドリは一羽で来たり、二羽で来たり。一羽がいつまでも蜜柑をつついていると、もう一羽がこらえきれないといった様子で、ヒー、キーと鳴いたりする。メジロはいつも二羽で来る。メジロは鳴き声がかわいらしい。緩く打ち上げたピンボールの玉みたいな動きで、上の枝から下の枝へ飛び移って来る。
by konohana-bunko | 2013-01-27 13:30 | 日乗 | Comments(2)

百年の冬

c0073633_22135497.jpg
朝、蠟梅の枝に仕掛けた輪切りの蜜柑に、次々と鵯がやって来る。啄んでは飛び去る鵯を見ていた息子が、毎日同じ鳥が来るのか、と訊く。さあ、どうなんだろう、全く見分けがつかない。鵯に訊いたらわかるんだろうか。鋼色の曇り空に向かって蠟梅の花が咲いている。こんな冬が百年続いてもいい気がする。

写真は長谷寺の寒牡丹。
by konohana-bunko | 2013-01-26 22:12 | 空中底辺 | Comments(0)

『ブリキの音符』 片山令子・文 ささめやゆき・絵

c0073633_1650971.jpg
twitterで誰かが引用していたのを目にして、無性に読みたくなり、日本の古本屋経由で買った。
大きめの絵本のような本。
表見返しに、和紙をちぎったようなのが挟まっていた。ささめやさんのお手紙!
c0073633_16513055.jpg

《ミルクと水の次に口にしたものはなんだったろう。夏のまん中に生まれたから、西瓜か桃をつぶしたつゆだろうか。ひとさじひとさじスプーンにのせて。
育とうとするものを、育てようとする泉のように単純な気持ちで、育ててくれたひとたち。
生きている鯉や桃やうさぎをころし、ひなに育ったかもしれない卵を、にわとりからうばって。》
(「つめたいお皿」より)
「生きている時間」「魔法の中で」もよかった。
by konohana-bunko | 2013-01-22 16:55 | あんな本こんな本 | Comments(6)

読書の記録 師走

c0073633_1848394.jpg
『高級霊は上機嫌』  五井昌久  白光出版
『母と子の心霊教室 不思議な心の世界』  チャールズ・パーマー著 近藤千雄訳 潮文社
「KAWADE夢ムック 武田百合子 天衣無縫の文章家」  河出書房新社
『古代霊は語る シルバー・バーチの霊訓より』  近藤千雄訳編 潮文社
『てんぷら ぴりぴり』(詩集)  まど・みちお 大日本図書
『この世で一番の奇跡』  オグ・マンディーノ著 菅靖彦訳 PHP研究所
『新版 雁の寺(全)』  水上勉 若州赤土舎

絵本は以下の通り。

『ブリキの音符』  片山令子文 ささめやゆき絵 アートン
『ねずみのとうさんアナトール』  イブ・タイタス文 ポール・ガルドン絵 晴海耕平訳 童話館出版
『きんのたまごのほん』  マーガレット・ワイズ・ブラウンさく レナード・ワイスガードえ わたなべしげおやく 童話館出版
『びゅんびゅんごまがまわったら』  宮川ひろ作 林明子絵 童心社
『はたらきもののじょせつしゃ けいてぃー』  バージニア・リー・バートン ぶん・え いしいももこやく 福音館書店
『ちびくろ・さんぼ』  ヘレン・バンナーマン文 フランク・ドビアス絵 光吉夏弥訳 瑞雲舎
『くまさん くまさん なに みてるの?』  エリック=カールえ ビル=マーチンぶん 偕成社
『金曜日の砂糖ちゃん』  酒井駒子 偕成社



『雁の寺』は著者署名入りだった。
登場人物、どの人どの人も、みんな業にしばられて、せつない話だった。お寺とお坊さんの話なのに、誰ひとり仏教で救われていない!
終盤、主人公(少年)の父親が、家族を顧みないことを、同郷の仕事仲間に懇々と説教される場面が、殊の外ひりひりと沁みた。
by konohana-bunko | 2013-01-10 18:48 | 読書雑感 | Comments(0)

ふゆのとり 何の鳥?

c0073633_13541163.jpg
今朝、ベランダに来ていた鳥。大きさはヒヨドリくらい。何という鳥なのでしょう。気になります。どなたか、ご存知の方、教えて下さい。

(追記)イソヒヨドリのメスではないかと教えていただきました。ありがとうございました。
by konohana-bunko | 2013-01-09 13:54 | 日乗 | Comments(0)

ふゆのとり

c0073633_13271935.jpg
ふるくなったみかんをわぎりにしてにわきのえだにひっかける ヒヨドリがくる たべにくる うまそうにくう とりはてをつかって みかんをおさえることができない だからつつかれてみかんはおちたりする みかんはあおむけにおちた メジロがようじんしいしい じめんにおりて あゆみより みかんをつついてはくびをかしげ みかんをつついては あしぶみをする

あすはわりばしで みかんをえだにこていしよう

てんきだといいな



モズはこまかくしたうちをしながらくる ヒヨドリをけちらしながらくる すごいけんまくで むねをはる あぶないで!あぶないで!と いったいだれにむかって だれでもない モズ おまえがいちばんあぶない
c0073633_13252185.jpg
写真は、シメ(鴲)。シメは蜜柑を食べなかった。文鳥みたいな太い嘴で、花水木の実を割って、種だけ食べる。シメが実を割るたびに、ぱち、ぱち、と、植木鋏を使っているような音がした。
by konohana-bunko | 2013-01-08 13:28 | 日乗 | Comments(2)

冬晴

c0073633_2212347.jpg
冬晴。窓に背を向け本を読んでいたら、卓上に猫が来た。太陽に尻を向けて香箱を作る。全身の毛の奥まで日の温みを含ませ、満ち足りた鳩のように喉を鳴らす。猫には猫のしあわせがあるのだろう。かく言う私も猫の背を撫でている時は満更でもない気分だ。今朝も五時に踏み起こされて眠気は兆すけれども。
by konohana-bunko | 2013-01-06 22:10 | 空中底辺 | Comments(0)

新年

c0073633_2024376.jpg
新年あけましておめでとうございます。
2013年もよき年となりますよう。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。



旧臘晦日には大雨の中、伊勢の神宮へ。
写真でだけ見たことのある人とテレビでだけ観たことのある人とすれ違う。
調子に乗って伊勢うどんと赤福ぜんざいを食す。
伊勢うどんというのはいつ頃からある食べ物なのだろう。
曙覧の大人(うし)も伊勢うどんを食べたのだろうか。
宇治山田の駅ナカがえらくきれいになっていた。HOゲージのジオラマまでできていた。
c0073633_2024149.jpg




元旦は冬晴れの長谷寺へ。
c0073633_2031512.jpg
c0073633_2029296.jpg
ここの大きな観音様が好きだ。
by konohana-bunko | 2013-01-04 20:33 | 日乗 | Comments(0)

何もないところを空といふのならわたしは洗ふ虹が顕つまで


by このはな文庫 十谷あとり
プロフィールを見る
画像一覧