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はるのあらし

あめがふつてきた ぴあのをふおるていしもでひくやうなあめがさくらのはなのうへに ぢめんにしもばしらをみつけたらふんでこはさずにはゐられないこどものやうに それらがうつくしければうつくしいほど そつとみまもつてゐることにたへられないなにかがふらすあめ あつ いま かみなりがひかつた
by konohana-bunko | 2013-03-31 17:41 | 空中底辺 | Comments(0)

読書の記録 弥生

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『しおだまりのいきもの』(絵本)  冨田百秋  福音館書店
『きゅっ きゅっ きゅっ』(絵本)  林明子  福音館書店
『シルバーバーチのスピリチュアルな生き方 Q&A』  スタン・バラード ロジャー・グリーン共著  近藤千雄訳  ハート出版
『いのちの食べかた』  森達也  理論社YA新書 (よりみちパン!セ)
『眠りながら巨富を得る』  ジョセフ・マーフィー  大島淳一訳  産能大学出版部
『かけがえのないもの』  養老孟司  白日社
『負けるが勝ち、勝ち、勝ち!』  萩本欽一  廣済堂新書
『くさはら』(歌集)  朋千絵  本阿弥書店
『日々是布哇』  デブラ・F・サンダース  北山耕平訳  長崎訓子絵  太田出版
 
by konohana-bunko | 2013-03-31 10:28 | 読書雑感 | Comments(0)

影絵

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朝になって雨が止んだ。空一面の雲、もしくは雲いちめんの空。空気は白く湿って冷たい。芽吹きはじめた花水木に来ては飛び去る雀も、電線に止まってひとり脹れている山鳩も、二階の陸屋根の角に陣取った磯鵯も、みんな真昼の影絵になってしまった。鳥たちの声だけが、鮮やかな色を帯びて聞こえてくる。
by konohana-bunko | 2013-03-29 17:39 | 空中底辺 | Comments(0)

中には犬 animal

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人が座っている傍に来て、(おやつ頂戴)と熱い視線を送るルイルイ。真剣な眼差し。しっぽの先だけをリズミカルに振って床を叩く。よく動く尻尾。アメリカンショートヘアって猫だけど、猫っぽくない。どうも、中に犬が入っている感じ。
by konohana-bunko | 2013-03-29 11:09 | 猫是好日 | Comments(3)

花桃

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川沿いの空地に野菜を作っているひとところがある。囲いの結わえ方、豆の支柱の立て方など如何にも素人くさく、大した野菜が出来ていそうにもないのだが、いつ見ても草だけはきれいに取ってある。そして、そこここに花を作っている。切花にも出来ないであろうに、何故かパンジーの一畝があったりする。
そして、いかにもその場その場の思いつきで植えてみた風の梅や椿や花蘇芳の木がある。昨日そこを通りがかったら、枝垂れの木に濃い紅色の花が咲き始めている。梅のような梅でないような、と眺めていたら、奥から小父さんが出て来て「それは花桃」と教えてくれた。きれいやろ。実は食べられへんけどな。
畑とも庭ともつかぬ一隅だが、子供の着物みたいに赤い桃が咲き、その下に喇叭水仙が向き向きに咲いている景色には、曰く言い難いうつくしさがあった。花桃は実で増やせると小父さんは言った。もうじきあっちの方に桜桃も咲くで。桜桃の花もな、きれいで。小父さんはそう言って焚火の方に戻っていった。
by konohana-bunko | 2013-03-27 17:31 | 空中底辺 | Comments(0)

古本の記憶

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古本に引かれた鉛筆の傍線に消しゴムをかけながら、一冊の本が持っている記憶について考える。この本に蓄積されているのは、線を引きながら読んだ前の持ち主の記憶だけではない。さかのぼれば、記憶は著者が原稿を書くところから始まっている。そこから、出版社や編集者、デザイナーの記憶、モノとしての紙の記憶が合流し、印刷屋さん、製本屋さん、書店と、旅をしてきた記憶が重ねられる。配本されたての新刊で買ったとしても、その本の目に見えないページには既にたくさんの記憶が書き込まれている。同一タイトルの本でも記憶はそれぞれ違うだろう、ある一冊はAmazonの倉庫で箱詰めされたことを覚えていて、また別の一冊は駅前の本屋で嗅いだ雨の匂いを覚えているかもしれない。誰かに買われ、読まれる過程で、記憶はもっともっと重なってゆく。古本であれば、なおさら。
本の文字を読むことはできても、本の記憶をひもとくことはできない。ただ何となく、手に持った時に感じるような気がするだけだ。わたしは個人的な遊びの一つとして、この記憶を「感じる」ことを楽しむ。人懐っこい本もあれば、重くて妙に冷たい本もある。あまりによそよそしい顔をしている本は、手を当ててあたためてやることもある。いい思い出を持っているのなら、それを抱えたまま売れていってもいいけれど、そうでないのなら記憶を少しでもニュートラルにしてやりたいと思う。汚れを拭いたり書き込みを消したりするのと同様に、少しでも過去から自由に、身軽にしてやりたいと思う。そして、次の誰かの手許で、この世に本と生まれ出た役目を少しでも長く果たしてほしいと思う。
by konohana-bunko | 2013-03-12 15:52 | 古本屋さん開業記 | Comments(0)

読書の記録 如月

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『みんなが幸せになるホ・オポノポノ』  イハレアカラ・ヒューレン著 インタビュー:櫻庭雅文 徳間書店
『でんせつ』  工藤直子:詩 あべ弘士:絵 理論社
『FISH! フィッシュ!鮮度100% ぴちぴちオフィスのつくり方』  スティーヴン・C・ランディン、ハリー・ポール&ジョン・クリステンセン 相原真理子訳 早川書房
『スピリチュアルはなぜ流行るのか』  磯村健太郎 PHP新書
『人生賛歌』  美輪明宏 齋藤孝 大和書房
『笑いのアカデミー わが愛と性』  荒木経惟vs田辺聖子 創樹社
『おちゃのじかんにきた とら』  ジュディス・カー作 晴海耕平訳 童話館出版
『祈り 創造主との交わり』  ドン・ミゲル・ルイス 大野龍一訳 コスモス・ライブラリー
『ともだちは海のにおい』  工藤直子 長新太 理論社
『養老孟司先生と猫の営業部長 うちのまる』  有限会社養老研究所 ソニー・マガジンズ
『ペットは死後も生きている スピリチュアリズムが明かす動物愛』  シルビア・バーバネル 近藤千雄訳 ハート出版
『インナーマザー あなたを責めつづけるこころの中の「お母さん」』  斎藤学 新講社
by konohana-bunko | 2013-03-07 20:04 | 読書雑感 | Comments(2)

何もないところを空といふのならわたしは洗ふ虹が顕つまで


by このはな文庫 十谷あとり
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