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『うたのてんらんかい』 くどうなおこ+長新太

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『うたのてんらんかい』  くどうなおこ・うた 長新太・え (1993/理論社)

表紙。こんな花柄のワンピースがあったら着たい。ニットのカーディガンでもいい。
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この絵の右頁の詩は、こんなの。

でんぐりがえり

ちきゅうは
でんぐりがえりが すき
くるんと まわって
「や! おひさま」と
あいさつするのが すき
くるん や! くるん や!
くるん や! くるん や!

でんぐりがえりの うしろに
たくさんの きのうがうまれ
でんぐりがえりの むこうに
たくさんの あしたがならび

その まんなかに
きょうが ひかっている
by konohana-bunko | 2013-07-30 20:05 | あんな本こんな本 | Comments(2)

七夕

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七夕。夜遅く農道を走っていたら、頭上で今迄見たこともないほど沢山の星が光っていることに気が付き、びっくりしてしまった。自転車を停めて見上げた天の高みにうしかい座。北寄りに柄杓星が傾き、その下には僅かな光を反す早苗田の水。梅雨はいつも、こんなに美しい光たちを雲の陰に隠していたのか。
by konohana-bunko | 2013-07-24 18:11 | 空中底辺 | Comments(0)

岩倉具視

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岩倉具視の五百円札というのは子供心に非常に存在感の大きなものであった。父から手渡されたそれを握りしめ、売り声を頼りにわらび餅売りのトラックにたどり着きはしたものの、さて何個買って帰ればよかったのかがわからず、五百円分大パック五個を提げて帰ったらひどく呆れられた、という、夏の記憶。
by konohana-bunko | 2013-07-23 18:14 | 空中底辺 | Comments(0)

かいりゅう

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天保山公園の北側、いつも海上保安庁の船が停めてあるところに、変わった形の船が係留されていた。
双胴船に赤い櫓。
家に帰って調べてみたら、消防船だった。出初め式で放水しているのは、こういう船なのか。
除籍されたとのことで、船体横の青い縞と番号が白く塗り消されている。
by konohana-bunko | 2013-07-17 21:30 | 日乗 | Comments(0)

歩く抜け殻

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マンションの入口の石畳の上を、蝉の抜け殻が歩いていた。抜け殻が歩く訳はないので、それは羽化直前の蝉の幼虫だった。人に踏まれても気の毒なので植え込みの木の幹に掴まらせた。翌朝見に行くと、幹に抜け殻、その横に羽を休める熊蝉がいた。蝉、恩返しに来るかな。朝の六時に耳許で元気に鳴くとか。
by konohana-bunko | 2013-07-17 18:15 | 空中底辺 | Comments(0)

読書の記録 水無月

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『とおいところへいきたいな』(絵本) モーリス・センダック じんぐうてるお訳 冨山房
『身心快楽 自伝』  武田泰淳 創樹社
『愛の選択』  ドン・ミゲル・ルイス 高瀬千尋訳 高瀬千図監訳 コスモス・ライブラリー
『子どもに教わるおとなが知らないおかねの話』  七田眞 扶桑社
『SOMEDAY いつかはきっと…』(絵本)  シャーロット・ゾロトフぶん アーノルド・ローベルえ 矢川澄子訳 ほるぷ社
『自分を愛するたましいのレッスン』  ソニア・ショケット 奥野節子訳 ダイヤモンド社
『日本人とユダヤ人』  イザヤ・ベンダサン 山本書店
by konohana-bunko | 2013-07-04 21:03 | 読書雑感 | Comments(0)

ヤマバトの巣

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先月、家の前のハナミズキにヤマバトが巣をかけた。つがいで仲良く出入りし、巣に籠もっているのも見たから、ひょっとしたら雛が見られるかも、と心待ちにしていたら、ある大雨の朝、ぴいぴいちいちいという鳴き声が聞こえてきた。(産まれた!産まれた!)しつこく覗いて育児放棄されてもと耳ばかりそばだてていたら、三日後くらいに雛が巣から出てきた。出た雛は
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ヒヨドリだった……!
ヤマバトが巣をかけていた隣の木で、ヒヨドリの子育てが同時進行だったらしい。どうりで声がデカいと思った。
ヤマバトの方はどうなったのか?と心にかかっていたのだが、今朝外に出てみたら木の下に巣が落ちていた。昨日前線が通過した時の雨風で落ちてしまったらしい。
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簡素な巣。
裏のヤマモモにも、何度も巣をかけたことがあるのだけれど、ヤマバトの雛がかえったのはまだ見たことがない。
by konohana-bunko | 2013-07-04 18:46 | 日乗 | Comments(0)

包みが届く

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水色の紙包みが届く。遠い国の、まだ見ぬ友から。注文した商品が来ることはよくあるけれど、前触れのない贈り物を受け取るなんて何年ぶりだろう。裏返すと中で音がした。鈴!いつまでも包みを開けないで、時々そっと振って、小さな鈴の音を懐かしんでいたいと思った。何が入っているかは知らないまま。
by konohana-bunko | 2013-07-03 20:34 | 空中底辺 | Comments(2)

文月小景

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夕暮れの田圃道。南瓜がなり、茄子がなり、凌霄花が零れ落ちている。柘榴の木には鶏卵大の実、桑の実は大方鳥に食われた。早苗田の真中に軽鴨の番がいる。向かいの家の白い犬が、俯せのまま鳥の方をじっと見ている。小芋の畝のあたりで蛙が鳴いている。明日からまた雨か。雨が止んだら、蓮を見に行く。
by konohana-bunko | 2013-07-02 20:32 | 空中底辺 | Comments(0)

夜の路地

深夜の路地を自転車でゆく。いつも洗濯物の多い家が雨戸を閉てて静もっているかと思えば、昼間はひっそりしている家の台所の窓が大きく開いて、窓の内側の吊り棚に伏せてある黄色いボウルに蛍光灯の光が照っているのが見えたりする。自転車を軋ませながら辻を曲がる。南の空が開けて、赤い星が見えた。
by konohana-bunko | 2013-07-01 20:30 | 空中底辺 | Comments(0)

何もないところを空といふのならわたしは洗ふ虹が顕つまで


by このはな文庫 十谷あとり
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