部屋の整理をしたら、1980年から1992年までの「アクアライフ」と「フィッシュマガジン」のバックナンバーが出てきた。見たところそうはげしい傷みはなかったので早速Yahoo!のオークションに出品してみる。愛好家の方が、それぞれお好みの魚種の特集を選んで落札して下さる。感謝。(写真上・アクアライフNo.120/1987.7表紙。)
出品のために表紙を拭いたり、写真を撮ったりする折々に、ついぱらぱらと眺めてしまう。やっぱり魚はいいもんね。アロワナとか、ノーザンバラムンディーとか。ポリプテルスも飼ったなあ…としばし感慨にふける。
ここ数年はヒーターいらずのオヤニラミやタイリクバラタナゴなど日本産淡水魚に嗜好が傾きはじめていた。傾き始めたのはいいがそこへもともとのフィッシュ・イーター(魚喰いの大型魚)好きのバイヤスがかかって、カムルチー(ライギョ)の幼魚を入れてしまった。水槽の中の魚が1匹、また1匹と姿を消すたびにでかくなってゆくカムルチー。かくして現在、75cm水槽に体長25cmのカムルチーが1尾だけ。贅沢なんだか何なんだか。もう4年越しである。
(写真中・カムルチーの「ハチ」。好物は庭のミミズ。)
カムルチーだけというのも殺風景だよね、と時折飼ってみるのがベタ。手軽に飼えて、色もきれいだ。オス同士を近づけると、鰭も鰓も目一杯広げて挑発しあう。同じ容器に入れてはいけない。入れると、どちらかが死ぬまで齧りあう。それは、まるでダンスを踊っているように見える。音を立てずに、ベタたちは踊る。生殖のための、命がけの闘いの踊り。
この夏はベタのメスを飼ってみた。
(写真下・ベタの「りえちゃん」。好物はクリルの端っこ、蚊。)