現代短歌クラシックス01 『歌集 林檎貫通式』 飯田有子著 (書肆侃侃房/2020年)
『林檎貫通式』について書いた拙文が、うた新聞令和6年6月号「近年刊行のオススメの歌集」に掲載されています。そちらで紹介しきれなかった歌を以下引用。
・北半球じゅうの猫の目いっせいに細められたら春のはじまり
・ハンドルに白い如雨露をひっかけて夏生まれの人が自転車で行く
・帽子屋のシャッターゆっくり巻きあがり下からあらわれる麦わら帽たち
・ときどきどこかへとてつもなく帰りたい眼科検査の気球への道
・セコムしていないおうちの軒先の朝顔夕顔ふうせんかずら
・深々と夜更けの米びつうつそみの肘までうずめて何かにふれる