最近読んでいる本 飯田有子歌集 『林檎貫通式』

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現代短歌クラシックス01 『歌集 林檎貫通式』 飯田有子著 (書肆侃侃房/2020年)

『林檎貫通式』について書いた拙文が、うた新聞令和6年6月号「近年刊行のオススメの歌集」に掲載されています。そちらで紹介しきれなかった歌を以下引用。

・北半球じゅうの猫の目いっせいに細められたら春のはじまり

・ハンドルに白い如雨露をひっかけて夏生まれの人が自転車で行く

・帽子屋のシャッターゆっくり巻きあがり下からあらわれる麦わら帽たち

・ときどきどこかへとてつもなく帰りたい眼科検査の気球への道

・セコムしていないおうちの軒先の朝顔夕顔ふうせんかずら

・深々と夜更けの米びつうつそみの肘までうずめて何かにふれる


by konohana-bunko | 2024-07-03 22:34 | 読書雑感

何もないところを空といふのならわたしは洗ふ虹が顕つまで


by このはな文庫 十谷あとり