莢大根のふしぎ
2014年 11月 24日

9月の半ば過ぎに播くといいよ、といただいた莢大根の種。
9月16日に播いた。
秋の2つの台風は、べたがけシートでしのいだ。
そして、そのうちの一本が縦に伸びだして、
11月19日から花を咲かせ始めた。
えっ、もう。
調べてみたら、莢大根は
一定の日数育てば、冬の寒さと春の暖かさに当たらなくても
花を咲かせるものらしい。
それにしても気の早い株だなあ。
莢ができるかどうかはともかく、種から花が咲くのはいつ見てもうれしい。
十五夜の庭に来てくれたともだち
2014年 09月 08日

蝶々にはランクがあった。虫取りをしていたこどもの頃。
簡単に取れるのがシジミチョウ。次がモンシロチョウ。
そして一番自慢できるのがアゲハチョウ。
なかでも
高い所を翔ぶアオスジアゲハはみんなのあこがれの蝶だった。
わたしは結局、一回もよう捕らんかった。
たそがれに来たともだちが、蠟梅の葉の上で翅を休めている。
もうしばらくしたら、この木にも、十五夜お月さんのかげがさす。
四十日で大根はできるのか
2014年 09月 03日

南瓜撤収後、南向き壁際の畝に大根の種を播いた。
いただきものの「大阪四十日大根」の種。
播いた時には何とも思わなかったが
(大体何を作る時も、何の考えもなしに着手する)
あとになって浮かんだ疑問。
ほんまに四十日であの太い大根が出来るんやろか。
待つこと数日
大きな貝割れが出て来た。
貝割れ菜、すごくおいしい。
テーブルの上で、いちごパックに播いて作る貝割れも便利だが
地面で作るとことのほか立派で食べ応えがある。
調べてみたら
四十日大根は
大阪のお雑煮用に使うものらしい。
なるほど、あのサイズだったら間に合うかも。
まあ、大きなればなったでうれしいし。
大きいならんかっても間引き菜で食べられるし。
その点大根は気が楽。
のんびりやりやしょう。
あと、
貝割れ大根は、漬物用の大根の種で作るとピリッとして美味しいんだとか。
南瓜の中に虹が出た
2014年 08月 24日
3株に4つの雌花がつき、いずれも人工授粉を施した。

最初は緑色だった実は、膨らむにつれ、だんだん赤を帯びてくる。


うどんこ病で一旦ほとんどの葉が落ちてしまった。
しかし
そうなってから子蔓や孫蔓が急に伸び出し
無事、勢いを取り戻した。
収穫・撤収の日の朝まで、雄花を咲かせていた。
(胡瓜も共通だが
うどんこ病だけは避けられない。
薬を使いたくないのなら
せめて、ちょくちょく木酢液くらいはかけてやらないといけない。
来年への教訓。)

実は、一番大きいものでLサイズのグレープフルーツくらい。
サイズ的にはほんのご愛敬といったところ。
しかし、ここの庭でもやりようによっては南瓜が作れることがわかった。
開花までこぎつけた雌花は最初の4つのみで
着果してから出た雌花はどれも小さいうちに黄ばんで萎れてしまった。
花の咲かせ方といい、蔓の出し方といい
最適とはいえない環境で
限られたエネルギーを一点に絞り込んで使い
何とかして生きようとする南瓜を見ていると
あらためて、植物ってすごいな、と、ちょっと感動してしまった。
赤皮の南瓜はあまり保存せずに
早く食べた方が美味しいと教えてもらったので
一番小さい実を切ってみた。


食感は、しっとりとホクホクのちょうど中間くらいで、たいへん食べやすい。
味は、ほんのり甘い。新じゃがみたい。
いい南瓜だった。
これは絶対に和食向きだな。
ミニトマトは甘くない
2014年 07月 21日
大玉のトマトも、ミニトマトも、以前畑に植えた時はすこぶる成育がよく、すぐに脇芽の見分けがつかなくなり、整枝を諦めて放っておいたら怪物のように育ち、取り切れなかった実をぼとぼと土に落とし、そこから新しく発芽し……と、たじろぐほどの生命力を見せてくれた。大友克洋のマンガに出て来る何かみたい、と思ったほどである。

今回は赤いミニトマトを2本、黄色いミニトマトを2本、5月の連休に植えてみた。ベランダの中、日が当たるような当たらないような場所に、プランター植えにしたためか、ひょろひょろと育ち、実は実れども一向に色づかず、6月末にちょっとした雨風でぼっきり折れてしまった。
トマトのせいではない。作人がヘタクソなのである。トマトに申し訳ない。
赤は半分ほどの丈まで剪定して様子を見ることにした。黄色の方は全体に枯れが来てしまったので処分し、空いたところにケールを播いた。

その後、夏の暑さが来て、赤の剪定し残しの実が順調に熟するようになった。脇芽も伸びているので、もう少し成るかもしれない。
深型プランターにケールが小さく芽吹いている。
南瓜の雌花が咲いてくる
2014年 07月 01日

6月28日(土)、播種より58日目。
赤皮大玉の南瓜は
通路兼庭、という狭小な栽培スペースに
株間15cmで3本植えという超密植。
で、少しでも日当たりよく、風通しよく、ということで
紐を張ったところに蔓を誘引し、空中栽培に挑戦。

蔓の先の方に、雌花が咲いた。
下の花は前の日(27日(金))に咲いた初花。
2日とも、雄花も揃って咲いてくれたので
どちらも人工授粉ができた。
(蜂も加勢に来てくれていた)
どうなるかな。どきどき。
節成胡瓜に雨の日のともだち
2014年 06月 26日

ゴールデンウイーク明けに、ホームセンターに行ったら
胡瓜の苗が半額になっていた。
節成胡瓜、とのこと。
ふた苗買って容器植えにしてみた。
大苗だったのですぐ花が咲いた。
その後は、小さい実がなっては萎び、なっては萎びするので
(あかんのかなー)とあきらめかけていたら
或日、雨がたくさん降ってから、ぐんぐん実が太るようになってきた。
胡瓜の蔓に雨の日のともだち。
胡瓜は花にも毛が生えているのか。
オクラ栽培日記リターンズ
2014年 06月 22日

右上は1ポットだけホームセンターで買ってきた白オクラ。

植え替えたもの、植え替えなかったもの、どちらも半分くらいは虫に喰われている。中には茎をぽっきり折られてお陀仏になった苗も。ヨトウムシかな。
ヨトウムシ、なかなか見つけられない。ケールをかじるモンシロチョウの幼虫は、葉の裏にくっついているので、すぐ見つけられるのに。ぬう。
以前同じ場所で作った時の記録もあった。自分が参照するため、リンクを下記に。
[旧]オクラ栽培日記
その1 http://konohanas.exblog.jp/9129927/
その2 http://konohanas.exblog.jp/9267833/
その3 不明
その4 http://konohanas.exblog.jp/9438071/
その5 http://konohanas.exblog.jp/9525731/
その6 http://konohanas.exblog.jp/9551929/
こっちのケールは苦いぞ
2014年 06月 10日
種を買いに行くと、種仙人さまが
「キャベツのご先祖様やで」と売ってくれた。
アブラナ科共通、つぶつぶと丸い種である。
プランターに播くと、簡単に芽を出し、本葉数枚のひょろっとした苗になる。キャベツやブロッコリーのセル苗にそっくり。
間引いたものに、バナナと牛乳と加え、ジュースにして飲む。こくがあって美味しい。
(苦味はない。もっと大きくしたら苦いのかもしれない。)
お腹の調子がよくなる、と、おおいに気を良くして毎日飲んでいたらケールが追いつかなくなってしまった。
10本ほど苗が残ったところで収穫を休止、急ぎ第二弾・第三弾の種まきをした。
以来、毎日が芋虫とのケール争奪戦である。
毎朝、葉を一枚一枚裏返して、小さな虫の卵を指でこすり落とし、芋虫を指ではじきとばす。
毎夕、葉を一枚一枚裏返して、以下繰り返す。
モンシロチョウに「こっちのケールは苦いぞ」と言うてやりたい。
南瓜は勝手に生えてくる
2014年 06月 09日
生ゴミを埋めた一角から、或日、女の子のポニーテールに飾るリボンのような、立派な双葉が出た。
本葉が出、蔓が伸び、花が咲く。
放任栽培で、一株に8個実がなった。周囲の区画の畑主さま方からお褒めのことばをいただいた。
甘くておいしい南瓜だった。ビギナーズラック。
休耕田で、それまで南瓜を作ったことのない場所だったのも、よかったのかもしれない。
以来、心中にあたためていた南瓜を作りたい欲。
今年は志を大きく持ち
種を買い、苗立てから挑戦してみた。
赤皮大玉の品種を選んで、4月30日に播いてみた。



斯様に、南瓜の苗立ては無事終了、あとは大きく育てるのみ、と思っていた6月4日
不発だったポットの土を捨てたところから芽が。


種を置いてからこの芽が出るまで35日。
此奴にはきっと大物の南瓜が成るに違いない。