カテゴリ:日乗( 411 )

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花が咲いていた。
早咲きの桜。
蜂は先刻ご承知で
せっせと働いていたのだった。

ここに移って来て、ようやく花が咲いているのを見た気がした。
by konohana-bunko | 2016-03-06 21:01 | 日乗 | Comments(0)

やんぐ

島之内図書館に行って図書館のカードを作った。
自転車で気軽に行ける近さに図書館があるというのはぜいたくですてきだ。
カウンターで手続きを待つ間、館内を見回したら、奥の壁に
こどもの本
という案内表示があり
そのひとつ手前の列に
やんぐの本
という案内表示があった。
なぜひらがななのか。
古くさいけれど生きて使われているやんぐ。
by konohana-bunko | 2016-03-04 20:31 | 日乗 | Comments(2)

大阪港の夕日

海を見たいと思い
地下鉄に乗って大阪港に行った。
天保山から渡船で向こう岸に渡り
着いたその船で戻ってきた。
ただそれだけの休日。
帰り、大阪港駅のホームの西端に立って
薄雲の中に沈んでいく夕日を見ていたら
わたしの真ん前に見知らぬ殿方が無言で割り込み
わたしの視界すべてを塞いで立ちはだかり
取りいだしたるiPhoneに4桁の数字を打ち込み
たかだかと掲げて夕映えの写真を撮り始めた。
これもまた大阪の点景か。

大阪には海があってうれしい。
by konohana-bunko | 2016-02-11 22:06 | 日乗 | Comments(0)

難波津の月

何を書こうにもことばが出ない時期というものが
どうしようもなくある。
わたしはしじゅう立ち止まってぼんやりしているが
わたしの人生は立ち止まってくれない。
信号が変わったら、文句を言わずに歩くのだ。
青が点滅しだしたら早足になるのだ。

難波津の空に月を見ている。
by konohana-bunko | 2015-09-28 20:13 | 日乗 | Comments(2)

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はすのはなちるひとひらのしづむまでゆきませうひるのひぢのみなもを
by konohana-bunko | 2015-07-11 21:40 | 日乗 | Comments(0)

山茱萸

道の角に、柵に囲われた小空間がある。空地のようでもあり、畑のようでもある。今朝そこに、大きな木があるのにはじめて気付いた。山茱萸の木が、見上げるような高さに、繊繊とした黄の花をたくさん咲かせていた。毎日通う道、いつも見ていた筈なのに、こんなにあかるい花の木に気付かずにいたのだ。
by konohana-bunko | 2015-03-12 19:42 | 日乗 | Comments(0)

おでん

うちでは「おでん」は「おでん」と呼んでいる。こどもの頃住んでいた北摂でも「おでん」。「関東煮」(かんとだき)という呼び方を知ったのは中河内に越して来てから。石切神社参道の店の暖簾に「関東煮」と書いてあるのを見て(どんな料理なんかな?)と不思議に思ったのが最初。
by konohana-bunko | 2015-03-10 19:30 | 日乗 | Comments(0)

あけましておめでとうございます

2015年も、みなさまにとってよき年となりますようお祈り申し上げます。

姑に教えてもらったうちのお雑煮は
白味噌仕立ての丸餅雑煮。
具は、雑煮大根、金時人参、子芋、百合根。
仕上げに三つ葉と柚子の皮。
庭で作った四十日大根、めでたくお雑煮に入りました。

今年もいろいろ育てて食べよう!
by konohana-bunko | 2015-01-03 16:33 | 日乗 | Comments(2)

山鳩

歯医者の椅子に座ると、窓の外は庭。
庭木のモチノキの下枝に山鳩が止まっているのが見えた。
これを仮に山鳩Aとする。
そこへ、小さな枯れ枝をくわえたもう一羽、山鳩Bが飛んで来た。
Aに近づき、嘴に枝を渡し、飛び立つ。
受け取ったAは、自分の足許にその枝を押し込み始めた。
巣を作ろうとしているのか。しかし、すぐ、ぽろりと落としてしまった。
Aは何事もなかったかのようにまたうずくまって羽繕いを始めた。
Bはどこへ行ったのか。
Bが戻る前に治療が始まったのであとは知らない。

by konohana-bunko | 2014-05-10 18:11 | 日乗 | Comments(0)

空は新緑に浸食され

白い花水木が散る。
乾いた紙屑みたいに散らかっている。
風が吹くと、からから転がって
石段の下にたまってゆく。
薔薇はまだ、ほんの数輪。
今日は南瓜の種まき。
ケールの種まき。
小松菜の種まき。
by konohana-bunko | 2014-05-03 17:10 | 日乗 | Comments(0)

何もないところを空といふのならわたしは洗ふ虹が顕つまで


by このはな文庫 十谷あとり
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